2次方程式の解と因数分解
43
2次方程式の解法として, 「因数分解」を用いる方法はよく知っていると思
います.例えば
x2+px+g=0
という方程式が
(xa)(x-β)=0
第2章
と因数分解できたとすれば,この2次方程式の解は
x=α β
となります. 裏を返すと, 2次方程式 '+px+g=0の解がx=α,βであ
るならば、2次式x'+px+g は
x2+px+g=(x-a)(x-B)
と因数分解できる, ということもできます.
これまでは, 「2次方程式の解を求めるために因数分解する」 のがふつうだ
ったのですが、逆に「因数分解するために 2次方程式の解を求める」という流
れも考えられるわけです. 2次方程式の解は,解の公式を用いれば確実に求め
ることができるのですから, すべての2次式は (複素数の範囲で) 確実に因数分
解することができることになります。
一般に,次のことが成り立ちます.
✓ 2次方程式の解と因数分解
2次方程式 ax2+bx+c=0 の2つの解がα βであるとすると,
2次式 ax2+bx+c は +=
@x²+bx+c⇒a(x>a)(xß)
と因数分解できる .
ここにαがつくことに注意)
元の式と因数分解した式はの係数が等しくなるはずですので,左辺のx2
の係数がαのときは, 右辺の因数分解した式の頭にもαがつくことに注意し
てください。
-1±√7i
例えば,2x2+x+1=0 の解はx=
ですので,
4
−1+√7i
−1-√√7 i\
2.x2+x+1=2x-
IC
4