(作者が)ある人の草の戸をたづね侍りけるに、よそに出けるよしにて、年老いたるをのこのひと
り留守を守り居けるに、垣ほの梅盛りなりけるを、『是なんあるじ」といひければ、かのをのこ「隣
の梅にてさうらふ」と申すに、いょいよ興うしなひて帰り侍るとて、
留守に来て一
次の古文を読んで、あとの問いに答えなさい。
の」
ばし4
の。
さへよその垣根かな
(「芭蕉文集」より)
垣ほ=垣根
(注)出けるよしにて= 出かけたということで
是なんあるじ=これが主人である。
興 = おもしろみ。味わい。
〈現代語訳》
作者が、ある人の質素な家を訪ねましたところが、(主人は)外出しているということで、年老い
た男が一人で留守を守っていたが、垣根の梅が盛りに咲いていたので、「これが主人である」と言っ
たところ、その男が「(それは)隣の梅なのです」と申すので、ますます感興を失って帰りますと言
って(詠んだ句)、
留守宅を訪ねてしまい、せめて梅の花を主人のかわりと思って、心を慰めようとしたところ、それ
さえもよその家の垣根の梅であった。
DB 線〇「たづね」、@「をのこ」、@「いひ」、 「さうらふ」、@「さへ」をそれぞれ現代仮名遣い
に直して、すべてひらがなで書きなさい。
四「質素な家」を意味する言葉を、古文中から三字で書き抜きなさい
~線部「いよいよ興うしなひて帰り侍る」について、次の問いに答えなさい
A ~~線部の主語として最も適切なものを次から一つ選び、記号で答えなさい。
アある人
イ 作者
ウ をのこ
H
あるじ
B「隣の梅」と聞いてますます興をなくしたのは、その前にどのようなことがあったからですか。次
の文の
訪ねた家の主人が 口いたこと。
に入る適切な言葉を、古文中から一字で書き抜きなさい。
口に入る言葉を(現代語訳〉から四字で書き抜きなさい
ロで
B|A
「O