問2 大腸菌はグルコースがあると優先的にグルコースを栄養分として利用する。 一方で、大腸菌
は負の調節がはたらくラクトースオペロンをもっており, グルコースの代わりにラクトースを
与えると,その分解にはたらく酵素群を合成するようになる。
大腸菌の変異株AとBは, それぞれ異なる場所に突然変異を1つだけもち、いずれもラク
トースの有無に関係なく常にラクトース分解酵素を合成する。 これらの突然変異はどちらも,
ラクトースオペロンに関連する領域 (調節遺伝子, オペレーター, プロモーター, ラクトース
分解酵素の遺伝子群) の中にあることがわかっている。
変異株 AとBのそれぞれに、野生株の関連領域の DNA を新たに導入すると、変異株で
は突然変異をもっているにも関わらず、ラクトースの存在下でしかラクトース分解酵素をつく
らなくなったが、変異株 B ではラクトースの有無に関係なく常にラクトース分解酵素を合成
し続けた。
この実験結果から, 変異株 AとBはそれぞれどこに異常があったと考えられるか。 最も適
当なものを次の ①~④のうちからそれぞれ一つずつ選べ。
10
① 調節遺伝子
③ プロモーター
② オペレーター
④ ラクトース分解酵素の遺伝子群
問