第4問 次の間い (問1~4)に答えよ。 (配点 20)
問1 プロペンに塩化水素を付加させると, 1-クロロプロパンと2-クロロプロパ
ンの2種類の物質が生じる。 このうち, 2-クロロプロパンの方が生成量が多く,
主生成物となる。
H、
C=c
H H
1|
H-C-C-CHa
H H
1|
H-C-C-CHs
.CH3
H-CI
H
H
H CI
CI H
2-クロロプロパン 1-クロロプロパン
(主生成物)
プロペン
(副生成物)
このように,分子構造が非対称なアルケンにH-Xの構造をもつ分子が付加
する場合, 二重結合している炭素原子のうち, 結合している水素原子が多い方
の炭素原子に水素原子が付加しやすい。 この経験則はマルコフニコフ則とよば
れる。この法則に関する次の問い (a.b)に答えよ。
b アルケンに対するハロゲン化水素 HXの付加反応は, 次のような炭素陽イ
オン中間体を経由して進行する。 ただし, X はハロゲン原子を表す。
C=c、+ H-X-
!-c-c*- + x- → -c-c
T|
H X
H
アルケン
炭素陽イオン
マルコフニコフ則は, より安定な炭素陽イオンが生成しやすいことから説
明できる。最も安定と考えられる炭素陽イオンを, 次の①~④のうちから一
つ選べ。
18
0
H
H
CHa-CH2-CHa-C*-H
CHs
CHa-C*-CHa
H
CHa-CH2-C+ICHs
CHs-C*-CHs