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4. 原尿の生成量 (マルピーギ小体 (腎小体) におけるろ過総量)を計算するには, イヌリンとよば
れる物質が用いられる.イヌリンはマルピーギ小体でろ過されるが腎細管 (細尿管) では再吸収さ
れない、したがってイヌリンを血管内に投与し, 単位時間で尿中に排出されるイヌリン量と動脈血
の血しょう中のイヌリン濃度を測定すれば, 原尿の生成量がわかる. 一方, 尿素は腎細管で一部が
再吸収される。ある人の動脈血の血しょう
および尿中におけるイヌリンならびに尿素
表1
すべて3過されま!
血しょう中の濃度
(mg/100 mL)
0.400
尿中の濃度
(mg/100 mL)
50.0。
成分
の濃度を mg/100mL の単位で表したものは
表1のごとくであった。
グルコース(ブドウ糖)は, 動脈血の血
しょう中濃度が正常である場合には腎細管で大部分
が再吸収されて尿中に出てこない.しかしながら再
50
イヌリン
尿素
0.4 =(25
20.0
. 1800
表2
血しょう中の濃度
(mg/ mL)
尿中の濃度
(mg/ mL)
1.00
0
吸収能力には限界があるため, 動脈血の血しょう中
濃度がある濃度をこえると尿中に出現するようにな
る。この再吸収能力は, 動脈血の血しょう中のグル
コース濃度を変化させて尿中のグルコース濃度を測
定すればわかる.同じ人の動脈血の血しょう中および尿中におけるグルコースの濃度を mg/ mLの単
位で表したものは表2のごとくであった. 表1および表2いずれの場合も,1分間の尿の生成量は
2.00
0
3.00
50.0
4.00
175
5.00
300
1.00 mLとする.
(.0×
50
04
- 500-4:12520
ニ
(1) 1分間の原尿生成量は何 mL か.
(2) 1分間にマルピーギ小体でろ過される尿素の総量は何 mg か. (25×
- 25 -
100
20
(3) 1分間に腎細管で再吸収される尿素の量は何mg か. [25×
(800
-1.0x
7.
ニ
(00
(00
(4)動脈血の血しょう中のグルコース濃度が 200mg/100㎡L のとき, マルピーギ小体で1分間にろ過さ
れるグルコースの総量は何 mg か.(25×
200
- 250
ニ
(00
(5) 腎細管において1分間に再吸収されるグルコース量の最大値は何mgか. 血しょう中のグルコー
ス濃度が3.00mg/mL 以上のとき, 血しょう中グルコース濃度と尿中グルコース濃度との間には直線
関係が成立しているものとする. 3.0x (25-50×10 = 325