ノートテキスト
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情報構造 ○ 旧情報: 古い(Old) 情報。 時に、既出要素の関連事項、一般常 識から自明、 つまり所与 (Given)とされる情報も含む。以下で は、車にハンドルがあるのは当たり前なのでtheが付いている。 例. This car is not good. The steering wheel is not centered while driving straight down the road. 「この車は良くないです。 直進しているときにハンドルのセン ターが中央に戻りません。」 ○新情報: 新しい情報。 一般に、 旧情報→新情報の順で述べられる。 ○ 主題: それが何についてかということ ○ 焦点: ある話題に関して述べられた、重要な部分 ※主題を旧情報、 焦点を新情報に含める場合もある
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文法と情報構造 o 情報構造の一般的な流れに従い、焦点を文末に置くことを 文末焦点と呼ぶ。 例. This sonnet was written by Wordsworth. 「このソネットはワーズワスによって書かれた。」 。 一方、 構造上重い要素を文末に回す、 文法上の要求を文末 重心の原理と呼ぶ。 例. It is a pity that we missed the show. 「そのショーを見逃したのは残念だ。」 ○上記二つの要請は必ずしも両立しない。 例えば以下では、 man以降が長い為に二重目的語構文を避けた場合、 結果と して二重目的語と目的語+前置詞の構文の意味区別が中和 される。 例. I showed a picture to the man who sat nest to me on the train.
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例題1. Ours is a world in which no individual, and no country, exists in isolation. All of us live simultaneously in our own communities and in the world at large. Peoples and cultures are increasingly hybrid. 「現代社会は、いかなる個人も、いかなる国も、孤立していない 世界である。 現代の人々は皆、自らの地域社会に生きていると 同時に、 世界全体の中でも生きている、 民族も文化も、ますま す混成の度合いを強めている。」 ○ 最初に現代社会という大きなテーマが示され、 そこに生きる人、 民族や文化と、最初のテーマを継承しつつ個別的な話題に 入っていく構造。 o 主語が主題・旧情報である点がノーマルな構造であり、主語以 外が該当すると、話題の転換など複合的なメッセージを帯びる。
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主題の副詞(句) ○ 主題の副詞は先頭に出すことで、 対比的な意味を帯びること がある。 以下の例では、それが場合分けの役割を果たしている。 例. Previously, if we saw complicated or fluctuating behavior...we assumed the underlying causes were complicated. Now we realize... 「かつては、 複雑であったり変化し続ける振る舞いを見ると、 そ の根底の原因が複雑なのだと思い込んだ。 今は、 我々は...」 ※sometimes, maybeのような、 中程度の頻度や確信を表す副 詞が文頭に来やすいのは、「~かもしれないし、 違うかもしれな 「い」の意味が、 対比や場合分けの発想に通じることによる ○ 対比的な含みを加えたくなければ、文末に置く。 例. Don't hesitate to send me an e-mail if you would like to know more. 「もっと知りたければ遠慮せずメール下さい。」
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M(副詞要素)+VSの情報構造 o 存在・発生の意味を表す自動詞や受動態の文が、 SとMの 転倒を起こすことがあり、 旧情報→新情報の流れを生む。 例1. Kohls suggests we look at culture as a kind of iceberg...Underneath the water is deep culture, and it consists of beliefs, values, assumptions, and thought processes. 「コールズによれば、 文化は氷山のようなものであり...水面下 に深層構造があり、信念や価値観や思い込みや考え方か らなる。」 ※これを可能にする動詞は there構文を取れる。 自身の意味 が希薄な動詞が両側の要素を分かちつつ繋ぐ形。 ○ こちらは補語と主語の倒置。 例. Thus, essential to considering the issue is understanding the technical words and the disagreement over the meaning of some of these words. 「故に、 その問題を考えるのに必要なのは、 専門用語の理解 や、そうした語の意味を巡る意見の不一致の理解である。」
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目的語の前置 ○ 目的語が前置される場合、 副詞の場合以上の強い対比を生む。 例. The past we can know, but the future one can only feel. 「過去なら知ることが出来る。 だが、 未来は感じることが出来るだ けだ。」 ※目的語が新情報の場合もある ○ 強い対比はさらに、 ある要素を他を押しのけて際立たせるという 効果をも可能にする。 例. I was four years old when my mother died. How deeply the loss made my growing years poor or affected my disposition, there is no telling. 「私が四歳の時に、 母が死んだ。 その死が私の成長期をどれ だけ悲しいものにしたか、 気質にどれだけ影響したかは、語る 術が無い。」
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強調構文(分裂文) ○ 強調構文では通常、 it isの補語が新情報を担い、主節の外に 回された要素は新情報を理解する背景として機能する。 例. (諺) It is an ill wind that blows no man good. 「誰にも利益を与えないのは、悪い風である(どんな風でも誰か の利益になる)。」 ※歴史的には、 代名詞it(それ)+be 補語+関係代名詞に由来し、 主節の後半に新情報を配置する構造になる ○ 古い用例では、 例1のように後続動詞が補語と一致するが、 内容と形式から現代では、itを先行詞と考える方が自然。 例1. It is I that am wrong. 「悪いのは、私だ。」 例2. It is you ... who is dyed-in-the-wool. 「生え抜きなのは、 君だよ。」
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強調構文(分裂文) o It isの補語に旧情報が入る時、 後続にはこれまで関連性が述 べられていなかった重要な情報が入り、結果として二つの既出 情報が新しい視点の元、 纏め上げられることになる。 例. Nearly every traveler who enters a new culture experiences some unpleasantness that has come to be known as culture shock. Jet travel makes possible the abrupt loss of a familiar environment. Experts believe that it is this sudden change that causes culture shock. 「新しい文化に入る、 ほぼ全ての旅行者が (中略) ある種の不快さ を経験する。 ジェット機での旅では、馴染み深い環境が突如失 われることがあり得る。 専門家は、カルチャーショックを引き起こ すのは、他ならぬこの変化であると考えている。」 ※enter a new culture=abrupt loss=sudden change some unpleasantness=culture shock 結果、 この文は段落の要約として機能している
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擬似分裂文 ○ 次のように、旧情報を主語節に置き、新情報を補語とする文を、 擬似分裂文と呼ぶ。 例. What John bought was a car. 「ジョンが買ったのは、 車だ。」 例. What I did to Bill was twist his wrest. 「私がビルにしたことは、手首をねじってやることだ。」 擬似分裂文の主語は、既知でなくとも状況から推測出来る範 囲のものであれば良い。 一方、 強調構文を話の冒頭で使用す ることは出来ない。 例. What I wanted to talk to you about was my grades. 「私がお話したいと思ったのは、成績のことだったのです。」 ※学生が訪ねてくる状況では、 何か相談したいのではないか、 という推測は容易に可能である
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例題2. One of the people I met, and came to know well there, was a man named Mr. Dupin. This young gentleman came from an excellent and important family, but, because of a number of unfortunate events, he had become rather poor...In fact, it was only because of the kindness of some people who had lent him money, that he had any money left at all. 「私が会った、そしてその場で親しくなっていった人達の一人が、 デュパン氏という男だった。 この若い紳士は、上流階級の出身 だったが、数々の不幸な出来事があったために、既にかなり貧 しい暮らしをしていた。 実際、 彼の元にお金が残されているとし たら、それは彼にお金を貸していた人達の優しさ故に他ならな かった。」
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例題2. ※赤が新情報、青が旧情報 ①デュパン氏 ②この若い紳士→既にかなり貧しい暮らし ③お金が残されているのは→人の優しさ故 ○ 第二文の前半で前文をthis(この)で受けつつ、後半で新規の 情報(貧乏である)を述べる。 強調構文はthat以下が、前の話 を引き継いでおり、 it is~の新情報がさらに新規の話(周囲の 優しさ)。 つまり、文の旧情報で前の話を受けて次の話をリレー 形式で展開している。 ○ 対して、 再掲する例題1の内容は、 各文が第一文を異なる視 点で精緻化したものとなっており、 新規の話の導出ではない。 孤立していない ①現代社会は ②=現代の人々は =世界全体の中でも生きている ③=民族も文化も =混成の度合いを強めている
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主語の扱い ○ 長い主語は、前述の言い換え、ないし前述を受けた内容である ことが多い。 例. The globalized world has become frighteningly complex for many people. Students (who had felt certain of the career they would follow) have suddenly been thrown into doubt and confusion about what they should do. 「グローバル化した世界は、 多くの人にとって恐ろしいほど複雑 化してしまっている。 将来の職業に確信を持っていた学生達が、 突然将来何をすれば良いか分からなくなり、混乱状態に陥れら れてしまっている。」 ※students以下は、 many peopleを受けて具現化された要素。 第二文の全体は、第一文全体への解説となっている。
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主語の扱い o 主語が抽象語から一般人称に変化した場合、前述の言い換え の目印であり、具現化され生き生きとした描写に入るという事が 多い。 例. Rhythm is a principle of all life and all activity and is, of course, deeply involved in the experience of, and the expression of, emotion. We all know how the expression, verbal or other, of love, hate, pain, joy, or grief tend to fall into rhythmic patterns. 「リズムは、 全ての生命、 全ての活動の原理であり、勿論、感情 に関わる経験および感情の表現にも深く関わっている。 誰もが、 愛、憎しみ、苦痛、 喜び、あるいは悲しみの、 言語的な、あるい はその他の形の表現が、 多くの場合、リズムを持ったパターン になることを知っている」
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強制倒置 ○ 否定表現が強調の為に前置されると、 疑問文の語順になる。 こ れを強制倒置と呼ぶ。 よく前文の言い換えに用いられる。 例. This also emphasizes the mutual influence of attitudes and language. That is, not only do our attitudes and perceptions affect our use of language, but... 「これはまた、 態度と言語の相互的影響を強調している。 つまり、 我々の態度や知覚したものが言語使用に影響するのみなら ず…..」 ※強調による倒置は、 Is he poor! 型の感嘆文に由来する ○ 強制倒置は、 一部の強調表現 (so, such) が前置された時にも 起こる。 これらの副詞は感情を伴う点が特徴的である。 例. So ridiculous did she look that everybody burst out laughing. 「彼女がとても馬鹿げた顔つきだったので、 皆は吹き出した。」
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強制倒置 ○ 以下のCVSの構文は、情報構造という観点で見ると前述の 「旧情報→新情報」とは異なり、寧ろ 「強意語+疑問文語順」 の場合と同様に考えられる。 例. Such was his disgust that he refused to talk. 「彼はとてもムカッとしたので、 話すことを拒んだ。」 ○ 焦点として副詞句が前置することもあり、倒置は随意的。 例. Often had I intended to speak of it. 「それについて語りたいと、 私は何度も思った。」 ○ 部分否定の場合(例1はlongの否定)、 onlyが「だけ」ではなく 「ちょうど」 のような強調を表す場合には倒置は起きない。 例1. Not long ago we had a big earthquake. 「最近大きな地震があった。 」 例2. Only a year ago Bill left town. 「つい一年前にビルは町を去った。」
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主観的語順 ○ 話し手が興奮したような時には、頭に浮かんだ重要な事柄 を最初に伝えるという発想から、文頭に焦点が来る。 例. What a slow train this is! 「なんて遅い列車なんだ、 これは。」 同じ語順が驚きを伴う形でsoやsuchをとることがある。 例. ‘It's raining!' 'Why, so it is!' 「雨が降ってる!」 「まあ、 本当に」 ○ 次のように 「原形 (experience)~+ 主語 + 助動詞/do」 で感情 を前面に出す事例にも並行性が見られる。 例. No, we had set out to experience bus travel and experience it we would, with all its happenings. (京大2001年) 「いや、私達はバス旅行を経験する為に出かけた。 何が起き てもバス旅行を経験するのだ。」
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解釈上の困難を伴う用例 1. Yet they are now being studied. As is how peole actually behave in complex, modern economics, rather than how the simplified models of economists dictate that they ought to behave. *the biological origins (慶應医学部2014年) 2. Far more important was his finding out that the noises he makes in his throat when he wishes to express some emotion could be developed into a system which he could use to communicate complex ideas to his fellows. (TIMEより、東大1981年出題)
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訳「しかしそれらは研究がなされている。 同様に研究が為され ているのは、単純なタイプの経済学者達がそうなるはずだと 規定する振る舞い方というより、 複雑な現代の経済制度にお ける人の実際の振る舞い方である。」 o As is how people actually behave... ○ CVS型の倒置が起きており、ここでのasはsoと同様に前述の 内容を受ける。 訳 「それよりも遥かに重要だったのは、 何らかの感情を表現し たい時にのどで発する音を発達させて、複雑な観念を他の人 に伝える為に使える一つの体系に出来るということを人間が 発見したことだ。」 ○ that節内は、 noisesが主語でcould be 以下が述語。
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THERE構文 ○ there 構文の there は、 例1のような倒置構文のthere/hereとは 異なり、「そこに」という具体的な指示対象を持たず、聞き手の意 識を場所に向けるという抽象的な機能を担う。 例1. Here I am! 「ただいま(帰りました)。」 例2. There's a hole in my tights. 「私のタイツに穴が空いている。」 ※中世には、この虚辞thereと指示表現のthereが共起した文も見 られた ○ 次の例から、 虚辞のthereは主語と見なすことが出来る。 例1. There is a big surprise, isn't there? 例2. I don't want there to be any trouble. 「私はいかなる問題も避けたい。」
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THERE構文
○主語は一般に旧情報を表すが、 そこが虚辞で占められているこ
とから、there構文は名詞の談話において前提とされない物の提
示に用いる。基本的に、定名詞句を取らない(定性効果)。
例. There is {a dove/ × the dove} in the cage.
「かごの中に鳩がいる。」
※the doveの場合、 doveがどれを指すか共通了解がある
○ 聞き手にとって未知の情報を提示する場合、 定名詞も可能。
例1. There's the possibility that his train has been delayed.
「彼の列車が遅れている可能性がある。」
例2. A: How many can we get for our group?
B: Well, there's John, and Mary, and Bill.
※例2では there beが提示という機能の抽象化を経て、 be動詞が
isに固定されている
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THERE構文 ○ 話の方向転換を表す however, butに続くthere構文は、新しい 話への導入部に用いられ、 逆にそれがない場合は前述の内容 を精緻化する場合が多い(in fact や for exampleを補える)。 例1. We all agree that the aim of education is to fit the child for life; however, there are as many opinions as to how that fitting is to be done as there are men to hold them. 「教育の目的は子供が世に出る準備をさせる事という意見に、皆 が賛成する。 しかしながら、 その準備をどう行うかには、 意見の持 ち主の数だけ意見がある。」 例2. However, the difference between A-Life and AI should not be exaggerated. There is significant conceptual overlap between the two fields. 「しかしながら、 人工生命と人工知能の違いは誇張すべきではな い。 (実際この二つの分野には、 かなり概念的な重複がある。」
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例題3. Higher education reinforces passivity. Students are forced to acknowledge the "wisdom" and "expertise" of their instructors, thereby gaining an undemocratic habit: unquestioning respect for authority. That learning and democracy are intimately connected, few doubt. Democracy functions best with the broadest distribution of economic and political responsibility. It is difficult system, which requires of its citizens good judgment, clear and cogent speech, and the capacity for decision...And although universities should be the training ground for the skills necessary for good citizens, they fail to achieve this most important aim.
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訳「高等教育は、受身の姿勢を助長する。学生達は、教師の知 恵や専門知識を認めるように、そしてそれによって、民主主義 的でない性癖を身に着けるように、つまり権威を無批判に尊重 するように強いられている。 学ぶことと民主主義の関係が非常 に緊密であることは、ほとんどの人が認める。 それが最も上手く 行くのは、経済的、政治的責任が、 最も広い範囲に分散して いる時である。民主主義は困難を伴う体制であって、その市民 には実際、十分な判断力、明確で論理的に語る力、そして意 思決定の能力が要求されている。 そして、 大学は、良き市民に とって必要な能力を身に付けるトレーニングの場であるべきに もかかわらず、この最も大切な目的を達成出来ないでいる。」 ○ [That learning and democracy are intimately connected,JO fewS doubtV、 という倒置構文。 Oが前置された文は対比を表すが、 第1文第2文のテーマと、 第3文以降のテーマに少し距離があることを踏まえ、ここでは 高等教育の話と一旦離れて、 学習と民主主義について述べて おきたいという断り。
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① 高等教育は、受身の姿勢を助長←メインテーマ ② 学生達は、 権威を無批判に尊重する ←メインテーマの反復 ③学ぶことと民主主義の関係は ←サブテーマの設定 ④民主主義が最も上手く行くのは←サブテーマの解説 ⑤民主主義は困難を伴う ←サブテーマの解説 ⑥大学は、良き市民にとって必要な能力を身に付ける場だが、そ れを出来ていない←メインテーマへの回帰 ○ 要素の前置という対比的構文は、 しばしば文章全体の中で個 別的な話題設定をするという機能を持つ(後で統合する)。 ○ こうした話の転回には、第2文最後にundemocratic(民主主義 的でない)という語があり、前置きの役割を果たしている。 ○ 最終文でメインテーマ(高等教育)と、サブテーマで論じた事柄 の繋がりを纏め上げる
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二重目的語と与格構文 ○ 二重目的語では、 相手が実際に受け取ったことを含意するが、 与格構文(目的語+前置詞句)は必ずしもその限りではない。 例1. John taught English to Hiroshi. 例2. John taught Hiroshi English. 「ジョンはひろしに英語を教えた。」 ※例1は単に教えただけ、 例2は内容を習得した含意がある ○ 次の文は、 与格構文ではなく二重目的語でなければならない。 与格は移動を表すが、 二重目的語は所有の発生・受領を表す。 そして、キスというものは移動として捉えられない。 例. Taro gave Hanako a kiss. × Taro gave a kiss to Hanako. 「太郎は花子にキスをした。」
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二重目的語と与格構文
o 二重目的語は所有を表すが、これはコストのような抽象物にも
適用される。 しかし、 負担を何処かへ移動するものとして表すこ
とは出来ない。
例1. This watch cost me twenty dollars.
例2. × This watch cost twenty dollars to me.
「この時計は20ドルした。」
○ 逆に、 与格構文は移動を表し、これは場所を取れるのに対し、
二重目的語は所有者を取るが場所を取ることが出来ない。
me a letter
151).
She sent a letter to Tokyo
X Tokyo a letter
「彼女は{私/東京}に手紙を送った。」
※以上の意味的制約は、 情報の新旧の流れに優先する
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二重目的語と与格構文
○ アクセントを置くことの出来ない定代名詞 (it, them) は、 前置詞
や動詞と一体化して発音されるようになるという、 文法上の規則
を、「接語化規則」という。
例. Taro gave Hanako { × it/ that}.
※対比的にthis/thatはアクセントを置けるが、 itは不可能。
○ 文末重心規則が働いた語順の場合には、 例外的に可能。
例. Bill gave Mary a kiss and she was so happy that she
gave one to everyone she ran into that day.
「ビルがメアリーにキスをしたら、 メアリーは大層喜び、その日に
遭遇した人全員にキスをした。」
※一般に二重目的語構文を取るのは、 英語から見て外来語では
ない単語 (本来語)、 単音節語が多い。 生産性の喪失には格変
化の衰退が関わり、 前置詞句の使用はフランス語やラテン語の
翻訳を通じて発展した。
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場所格交替 類似の構文の違いは、次の所謂「壁塗り構文」 にも現れる。 例1では壁の一部を塗った場合もあり得るが、 例2では壁を全体 的に塗ったという含意が生じる。 例1. John sprayed paint on the wall. 「ジョンは壁にインクを塗った。」 例2. John sprayed the wall with paint. 「ジョンは壁をインクで塗った。」 ※歴史的遺物など、 一部を塗っただけで対象物の価値を下げる 場合も可能であり、対象物への影響として一般化できる この現象は他の動詞でも観察され、 例1ではトラックいっぱいを 千草が占めていることを含意する。 例1. John loaded the truck with hay. 例2. John loaded hay onto the truck. 「ジョンはトラックに千草を積んだ。」
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解釈上の困難を伴う用例 The more things a man is interested in, the more opportunities of happiness he has, and the less he is at the mercy of fate, since if he loses one thing he can fall back upon another. (Bertrand Russell) Things we thought we wanted most intensely we realize we don't care about. (九州大)
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訳 「人は関心を寄せるものが多ければ多いほど、よりいっそう幸福に なる機会が多くなり、またますます運命に左右されることが少なくな る。というのも、何か一つを失っても別のものを頼ることができるため だ。」 o The 比較級 ~, the 比較級 . 〜するほど、ますます...である という構文であり、本文はこの帰結部分が二つ並んだもの。 ○ at the mercy of ~: 〜のなすがままで ※戦場での生死が相手の慈悲 (mercy)によって決まることから o fall back on~ : ~に頼る (~を最後の手段とする、 から) 訳「自分が一番強く望んでいると思ったものを、今は何とも思っていな いことに我々は気づく。」 全体はOSVの倒置構文。 We realize we don't care about things (we thought we wanted $ most intensely). という、things以下の前置。 we thought以下は、 wantの目的語が 抜けた連鎖関係詞節。
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発話様態動詞
○ 焦点となり得る要素を識別する一つの手法に、lieテストというの
がある。これは、 lieで応答した場合にどの要素が否定されるか
というもの。
例. A: John said that he had seen Peter.
B: That's a lie, he {didn't (say)/ hadn't (seen)}.
※sayの場合は、主節と従属節、どちらへの否定も可能
○ しかし、sayよりも発話の様態を詳しく指定する動詞、発話様態
動詞である、 mumble(呟く), lisp (舌足らずに言う)だと、that節
を否定しにくい。 これは、発話様態動詞は、 動詞に焦点は来れ
るが、that節には来にくいということを表す。
例. A: John mumbled that he had seen Peter.
B. That's a lie, he {didn't/?hadn't}
※語や文脈により多少変動する余地がある
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発話様態動詞
○ 発話様態、つまり動詞に焦点がある表現は、焦点にならない
被伝達部のthat節内から要素を抜き出すことが出来ない。
例. Who did John {say/?mumble/xlisp} that he had seen?
「ジョンは何を見たと言った/ 呟いた/舌足らずに言ったの?」
○ 発話様態動詞は、 that節を伴わずに使用出来る。
例. John {× said/ mumbled/ lisped}.
「ジョンが×言った/ 呟いた/ 舌足らずに話した。」
○ 主語を強調した場合、 主語は対比を帯びた話題となる。 一方、
動詞を強調した場合、 焦点がthat節から動詞に移ってしまう。
例. What did JOHN say that he had seen?
?What did John SAY that he had seen?
※結果、非焦点要素からの移動となり、やや不自然な文になる
ページ33:
名詞句内の疑問化
○ 非焦点要素の一部からは移動が許されないという現象は、
名詞句内の要素を疑問化する場合にも見られる。
例1. Who did you see {a/ × that} picture of?
「あなたは誰の写真を見たのですか?」
例2. What did John {write/?revise/x destroy} a book about?
「ジョンは何の本を書いた/改訂した/破壊したのですか。」
※writeは動詞自体に焦点を置かない
○ 動詞だけで終わる受動態の例も、 焦点化と関連する
例1. The book was{× written/ revised/ destroyed}.
「その本は書かれた/改訂された/破壊された。」
例2. The book was written last year.
※writtenのみでは不可
ページ34:
BECAUSEの用法 o because節は焦点になり得る。 この時、 文末焦点の法則により、 文末に置かれることが多い。 その場合、主節は旧情報を表すが、 becauseの前にカンマが置かれた場合、主節も新情報を担う。 例. I better leave, because here comes the tax collector. 「徴税人が来るから、私は去った方がよい。」 o because節の否定文には、二通りの解釈がある。 例. I didn't leave home because I was afraid of my father. 解釈1 「僕は、父親が怖かったから家を出たわけじゃない。」 解釈2 「僕は、父親が怖かったから、 家を出なかった。」 ※1ではnotが理由を否定しており、2では否定の範囲が主節に留 まる。 because の前にカンマを置いたり、 because節を前置する と解釈2に絞られる。
ページ35:
理由を表すFORとSINCE
○ 理由を表すfor節は、 前言への解説を表す。
例. It may rain, for the barometer is falling.
「バロメーターが下がっているから、 雨が降るかもしれない」
※「バロメーターが下がる」 は、 雨が降ることの原因ではなく、
直前の表現を用いた理由にあたる
○ 理由のsince節は、 その内容が自明とされる理由 (旧情報)に用
いる。 また、 since節は焦点にならない。
例1. Since it's raining, the baseball game got cancelled.
「雨が降っているので、 野球の試合は中止になりました。」
例2. Did he come{because/Xsince} he wanted money?
「彼は金が欲しくて来たのか?」
※焦点の場合の特徴として、 例2にNoと答えるとbecause節の否
定になる
ページ36:
総称のTHE o Theには、 「その」 のような特定の意味ではなく、 種一般を表す 用法がある。 この用法は、 そのものの性質について共通了解 に訴えかけ、カテゴリの標本となるようなイメージを想起させる。 例. The owl cannot see well in the daytime. 「フクロウは日中よく目が見えない。」 ○ この用法は更に抽象化を経て、 その名詞の持つ性質を表す用 法が生じる。 例. The pen is mightier than the sword. 「ペンは剣よりも強し。」 ※時に、theがmuchやsomeのような量的な表現に変わる 例. There is much beast and some evil in man. 「人間には獣的なところがたぶんにあり、 悪魔的なところもいく らかある。」
ページ37:
例題4 例. Classroom learning often has as its unspoken goal the reward of pleasing the teacher. Children in the usual classroom learn very quickly that creativity is punished...Since classroom learning focuses on behavior rather than on thought, the child learns exactly how to behave while keeping his thoughts his own. 「教室での学習では大抵、暗黙の目標として、 教師を喜ばせる 見返りを得る。 たいていの教室で、 子供達は、 創造性を発揮す ると罰せられると、 すぐに学ぶ。 教室での学習は、考えより行動 に焦点を置くので、子供はまさに自身の考えを内に秘めながら どう振る舞うかを学習するのだ。」 ※具体的な説明の場面では具体的なイメージの強い複数形、最 後のまとめでは抽象度の強いtheの用法が使われている。
ページ38:
ITとTHATの区別 ○ itは全体的話題にも使われるが、 thatは部分的話題を表す。 例. A: I don't see why the company would want to pay or final class travel. It's just a wider seat and better food service. B: Oh, it's a lot more than that. 「ファーストクラスの航空運賃を出そうなんて、会社もよく分から ないことをするな。 ただ席が広くて、 食事が良いだけだ。」 「それだけじゃないさ。」 ○ itは指示拡散的だが、 thatは指示集中的である。 以下でthatを 使えば当該の場面を現すが、 itの場合、 目の前の場面を離れ た子育ての傾向について語る。 例. A: There's some young guy taking care of his own child! B: You see it/that a lot around here, Dad. 「若い男が子供の世話をしている!」 「ここら辺ではよくあることよ、 パパ。」
ページ39:
ITとTHATの区別 ○ itは中心的な話題、処理済みの情報を、 thatは浅いレベルで 処理される周辺的な情報や処理中の情報を表す。以下は、処 理中の情報。一般に、thatはより再生しにくい情報へと聞き手 を導く。 例. A: I just won the lottery! (宝くじが当たった!) B: That's(×It's) amazing! (それは驚いたね!) ○ 会話中に長い時間をかけて処理された情報は、itで受けること が出来る。 例. A: Mark called me into his office this morning and said he wanted to give me Gino's job. He made me a great offer and I accepted it. But of course I'll have to move to San Fransisco. B: (間を置いて) I hope it will make you very happy, my dear. 「今朝マークに呼び出されて、 ジノの仕事をしないかと言われた。 大きな仕事だし、引き受けたんだけど、勿論サンフランシスコに 移らなきゃいけない。」 「君にとっては、 素晴らしい話だね。」
ページ40:
ITとTHATの区別 ○ 例1のように、 itは中心的な話題を表すが、itと異なり例2のよう に、thatは周辺的な情報も表せる。 例1. My neighbor's bull mastiff bit a girl on a bike. It's/That's the same dog that bit Mary last year. 「近所のブルマスチフが自転車に乗った女の子を噛んだ。そ れは、昨年メアリーを噛んだ犬と同じだ。」 例2. Sears delivered new siding to my neighbor's with the bull mastiff. That's/ × It's the same dog that bit Mary last year. 「シアーズの配送が、 ブルマスチフを飼っている近所の家に新 しい壁板を届けた。」 ○ thatは話題の変更を表す。 以下の19と「19の二乗」について itはどちらも表せるが、 thatは後者のみを表す。 例. First square 19 and then cube it/that. 「先ず19を二乗し、 それから三乗しなさい。」
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TOEIC・English
勉強は久しくしていないのですが、TOEICに挑戦したくて学び始めようと思っています。でも勉強の仕方すら忘れてしまいました💦何から始めたらいいのでしょうか😭
Undergraduate
TOEIC・English
なぜこの英文がこの和訳になるのでしょうか、特にasがどのような役割をしているのか分かりません。
Undergraduate
TOEIC・English
どなたか解説していただけないでしょうか🥲
Undergraduate
TOEIC・English
なぜ()の位置に形容詞の比較級が置かれるのか解説読んでも理解ができなかったので教えて頂きたいです
Undergraduate
TOEIC・English
これから初めて英語の勉強をするのですが、どうしても大岩の初めの英文法を読むのが苦手です。半分は読めたのですがそこから進みません。 なので、一気に読みきるのではなく、 ポラリスの「時制」をやる前に大岩の「時制」の講義を読んで、ポラリスに取り組むというやる項目ごとに、大岩で読んでからポラリスを解くと言う方法はしても大丈夫だと思いますか?
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TOEIC・English

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