184 第Ⅳ章 物質の変化と平衡
327. 炭酸の電離二酸化炭素は水に溶解し, 炭酸H2CO3となって電離する。この電離
では、次の2段階の電離平衡が成立している。 水の電離による水素イオン濃度は無視で
きるものとして、下の各問いに答えよ。
H2CO3 H+ + HCO3¯
電離定数Ka1=4.5×10-7 mol/L
電離定数Ka2 = 9.0×10-12mol/L
…..….②
HCO3 ←++CO2
(1) この電離平衡において,水溶液中の炭酸イオン CO-のモル濃度 [CO3²-]を,電
離定数Kal, Ka2, 炭酸のモル濃度[H2CO3], 水素イオン濃度[H+] を用いて表せ。
(2) ある温度において, 炭酸H2CO3 の濃度が2.0×10-2mol/Lの水溶液を調製した。
この水溶液のpHを小数第1位まで求めよ。 ただし, 上式 ① における炭酸の電離度は
1よりも非常に小さいものとする。 また, K22 は Ka1 に比べて非常に小さく, 上式 ②
で表される電離は無視できる。 必要ならば, 10g103= 0.48 を用いよ。
(3) (2) と同じ温度で, 炭酸 H2CO3 の濃度が2.0×10 -5mol/Lの水溶液を調製した。 こ
の水溶液の水素イオン濃度を有効数字2桁で求めよ。 ただし,この場合は,上式①に
おける炭酸の電離度が1よりも非常に小さいとは仮定できない。90×(岡山大改)
330mg