さて, what節の中味ですが2通りの読み方があります。
① what he has / to say 言うために、彼が持っているもの
② what he has to say 彼が言わなければならないもの
本文では,彼, つまり作者が言っていることが真実だということを読者に納得させ
たい,ととらえるのが自然です。 よって①の読み方が当てはまります。 なお, what S
have to (V) の形の場合は、 have to V [VLなければならない」と読むことはまずあ
りません。例えば what life has to offer は 「人生が提供しなければならないもの」と
読むのではなく, what life has (人生が所有するもの) で一度切ってみてください。 する
と to offer はその what節のつくる名詞を修飾する形容詞ととらえられます。 ですか
ら what life has] <to offer> は〈人生が提供するために〉持っているもの〉→「人生が提
供してくれるもの」となります。 最初は難しく感じるでしょうが、慣れてしまえば簡単
です。本文では〈作家が言うために持っているもの〉→「作家が言わんとすること」「作
家が言いたいこと」となります。
なお類似表現として All that S have to dog isy to (V)] (SはV さえすればよい)が
あります。 これも have to (V) と読まないようにしてください。 「Sが持っているやる
べきことのすべてはVだ」という意味です。
訳例
どんな作家も自分の言わんとすることが真実であり,そして真実として受け入れられ
るべきであると,あなたがた読者に確信させることを試みている。