生物の種類は多様で, 原核生物と真核生物,単細胞生物と多細胞生物,独立栄養生物と従属
a
栄養生物など、さまざまな観点で分類することができる。しかし, すべての生物は共通の祖先
b
から進化してきているため,共通した特徴もみられる。たとえば,細胞からできていることや,
遺伝情報を保持する物質が DNAであることは,すべての生物に共通する特徴である。
細胞内でエネルギーの受け渡しを担う物質が ATPであることも,すべての生物に共通して
いる。つまり,ヒトも大腸菌も, ATPのエネルギーを介して代謝を行っている。しかし,生
C
体内で起こる化学反応である代謝の進行を調べる指標は, ATP だけではない。 たとえば呼吸
の場合,二酸化炭素や酸素の変化量,場合によってはそれ以外の物質の変化量が指標となるこ
ともある。