化学基礎
第2問 次の文章を読み,後の問い (問1~4)に答えよ。(配点20)
食品中のタンパク質の含有量は,一般にタンパク質中に一定量含まれ、比較的
測定しやすい窒素 Nの含有量から算出することができる。 その測定法の一つに、
食品を濃硫酸で分解してタンパク質中の窒素を (a) アンモニアの塩である (6)硫酸ア
アンモニウムに一度変換し、この硫酸アンモニウムから生じるアンモニアの量を滴
定により測定することで窒素の含有量を求め,そこからタンパク質の含有量を算
出する方法がある。 この原理にもとづき、食品中のNはすべてタンパク質由来
としたうえで,ある牛乳のタンパク質の含有量を求めるため、 次の操作 Ⅰ~Ⅲを
行った。
操作Ⅰ 窒素の硫酸アンモニウムへの変換
牛乳 50mLを分解用のフラスコに正確にはかり取り,分解促進剤と濃
硫酸を加えて加熱し、牛乳のタンパク質中の窒素をすべて硫酸アンモニ
ウムとした。
操作Ⅱ 硫酸アンモニウムからアンモニアの遊離
フラスコに過剰の水酸化ナトリウム水溶液を加えて加熱し, 硫酸アンモ
ニウムから遊離し発生したアンモニアを, 0.50mol/Lの硫酸50mLに
完全に吸収させた。
操作Ⅲ アンモニアを吸収させた硫酸水溶液の滴定
アンモニアを吸収させた硫酸水溶液にメチルオレンジを加え,そこに
1.0mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を加えていったところ, AmLで
メチルオレンジの赤色が ア に変化したので、滴定の終点とした。
この結果, (c)牛乳 50 mL 中の窒素から生じたアンモニアは0.020 mol であるこ
とがわかった。