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戦記物語戦記随筆を読む
平家物語・常山紀談
◎ガイド 人物描写が主
流になるので、主人公の
動作や心情の表れに十分
注意をはらおう。
古
次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。
(鬼界が島に流されていた三人のうち、俊寛僧都を除き、他の二人が許さ
れて都に帰ることになった。その船出のときのことである。)
ともづな解いて押しいだせば、僧都綱にとりつき、腰になり、脇になり、
たけの立つまでは引かれていで、たけも及ばずなりければ、船にとりつき、「さ
て、いかにをのをの、俊寛をばつゐに捨てはてたまふか。これほど囚とこそ
思はざりつれ。日ごろの情けも今は何ならず。ただ理をまげて乗せたまへ。
せめては、九国の地まで。」とくどかれけれども、都のお使ひ、「いかにもか
なひ候ふまじ。」とて、とりつきたまへる手を引きのけて、船をばつゐにこ
ぎいだす。僧都せん方なさに、なぎさに上がり、倒れ伏し、幼き者の乳母や
母などを慕ふやうに、足ずりをして、「これ乗せてゆけ。具してゆけ」とを
めき叫べども、こぎゆく船の習ひにて、跡は白波ばかりなり。(平家物語)
1 【心情吟味】線 ① という動作に、僧都のどんな気持ちが表れていま
すか。 二十五字以内で書き、 線②の僧都の気持ちとして適当なもの
を、あとのア~エから選んで記号で書きなさい。
ア助けてくれと訴えている自分をみじめだと思う気持ち
せめて情けにすがって助かりたいという気持ち
今になって自分のおかした罪を後悔する気持ち
どうせ助けてもらえないというあきらめきった気持ち
⑦ 【口語訳】 □1、2、3にあてはまる語を、情または理を含む二字からな
る漢語で書きなさい。
是程
情愛
の道理
線の部分をわかりやすく現代語になおして、十字以内で
地団駄を踏むこと
書きなさい。
4 【内容吟味】足ずりをしてわめき叫んでも、なんの効果もなかった。その
むなしさを端的に表していることばを、 右の文章中から十字以内でぬき出
して書きなさい。
跡は白波ばかりな
【口語訳】
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