参考 電子対と分子の形
電子は負の電荷をもつので、電子対どうしは互いに反発しあい,分子内で最
も離れた位置関係になろうとする。つまり、分子内の共有電子対や非共有電子
対の間に生じる反発を考えれば,分子の形を予想することができる。
メタン分子 CH4 は,C原子のまわりに4組の共有電子対があり,それらが
最も離れるような位置になるため、正四面体形になる。
アンモニア分子NH3 は, N原子のまわりに3組の共有電子対と1組の非共
有電子対があり,それらは CH4 と同様に正四面体の頂点方向の位置になるた
め,三角錐形になる。しかし,共有電子対と非共有電子対の反発は共有電子対
どうしの反発よりも強いため, NH3 の N-H 結合どうしの角度 (106.7°) は CH4
の C-H 結合どうしの角度 (109.5°) よりやや小さくなる。
図⑥