な
II ヘモグロビンと酸素の結合について,ヨシトさん,マコトさん,エリコさんは話し合っ
た。
ヨシト:この前の生物基礎の授業で、血液循環について習ったけれど、ヘモグロビンとい
うタンパク質は酸素濃度によって酸素との結合のしやすさが変化する物質なんだ
ね。
マコト : 酸素を組織に効率よく運ぶにはすごく都合のよい性質だよね。
エリコ : (ウ)二酸化炭素濃度によってもヘモグロビンと酸素の結合のしやすさは変化するね。
ヨシト:ヘモグロビンによる酸素の運搬について気になって論文を探してみたのだけれ
ど,図1のように温度によってもヘモグロビンと酸素の結合のしやすさは変化
するみたいだよ。
酸素ヘモグロビンの割合(%)
100
80
60
40
20
0
10°C
20°C
20 40
38°C
40°C
60 80g 100
酸素濃度(相対値)
酸素濃度(相対値)は,肺胞における酸素濃度を100としたときの値である。
図1 温度ごとの酸素濃度と酸素ヘモグロビンの割合との関係
マコト : 実際にはどの程度, 組織に酸素を運んでいるのかな?
エリコ図1をもとにして計算してみましょうか。肺胞での温度は、外気を取り込んでい
るから体温より少し低いのかな?
ヨシト:そうだね。でも、論文には肺胞内の血液の温度はそれほど低下していないと書い
てあるね。 今回は38℃ということにして計算しよう。
マコト:組織での温度はだいたい体温ぐらいかな?
エリコ:そうね。場所によって違うのでしょうけれど、体内の深部体温や活発に活動して
いる組織ではずっと高い温度になっているはずよ。
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