- 10 -
七 次の文章を読み、あとのU~5の問いに答えなさい。
2 文章中の 問ひけるやう を現代仮名づかいに改め、全てひらがなで
書きなさい
(型一)
を 場
今はむかし、御内に召しかかへられし野夫医者のありけるが、名をば
(出2)
文章中の 見たる事もなければ の主語にあたるものを、次のア~エ
S 。
通斎といふ。物も知らず、只聞書ばかりにて療治をする。その書物はみ
のうちから一つ選び、その符号を書きなさい。
な仮名書きなり。浮世房問ひけるやう、「其方は学文よくさせられたさ
ア 御内
イ 通斎
ウ 浮世房
H 後藤九郎二一郎
(型の)
うな。しかも療治もよくめさるると見えた。きどくの事かな。医学正伝
際
文章中に それこそ存じたれ とあるが、何を聞かれたことに対して
は誰の作ぞ」と問ふ。もとより見たる事もなければ、その作者は聞きた
知っていると答えたのか。十字以内で書きなさい。
るばかり也。聞書のはしに「こうとくらうじん正でんをつくる」と、仮名
出湯の 川
5この文章の面白さを説明したものとして最も適当なものを、次のア~
に書きて置きたるを思ひ出だして、『ぞれこそ存じたれ。正伝は唐の
エのうちから一つ選び、その符号を書きなさい。
ァやぶ医者が適当な治療をしているのに、浮世房がすばらしい医者だ
リJn
後藤九郎二郎といふ人の作ぢや」と答へた。
と信じてほめているところ。
(『浮世物語』による。)
x 治療をしてもらった医者がやぶ医者だったことに気づき、浮世房が
あとから苦情を言うところ。
(注1) 御内=浮世房が仕える主君。
ウ無知な医者をからかうために浮世房が質問をしてみたら、おかしな
(注2) 聞書=講義を聞き記したもの。
答えが返ってきたところ。
を
(注3) 医学正伝=当時一般的だった中国の医学書。作者は虞博(恒徳老人)。
ェ 浮世房から意地の悪い質問をされたやぶ医者が、機転のきいた答え
E 文章中に 物も知らず とあるが、次のア~エのうち「物も知らず」と
を返してきたところ。
訓読できるものを一つ選び、その符号を書きなさい。
中
ず
中
*不、知。
ェ 不,知,物
トK, 物
*K 短、物