Virtual 実験の問題
Experiment
3 免疫のしくみ
はしょうふう
【実験1】 破傷風菌が産生する毒素Xを10匹のネズミに20 ngずつ注射すると, 筋肉麻
輝や握撃といった症状を起こしてすべてのネズミが4日以内に死亡した。一方, 毒素X
を化学処理により無毒化した物質(物質 Y)を 10μg 注射してから1ヶ月経過したネズミ
(グループ A)では, 20 ng の毒素Xを注射しても 10匹中4匹が生き残った。また,物
質Yを5ugずつっ1ヶ月間隔で2回注射してから1ヶ月経過したネズミ(グループB)で
は,20 ng の毒素Xを10匹に注射してもすべてのネズミが生き残った。
【実験2】 グループAまた
はグループBのネズミか
ひ
けいれん
混合液を注射した結果
4日以内に死亡生き残った
使用した血清
種類
希釈倍率
ら血清を採取し,表の①~
ののような倍率でそれぞれ
希釈した。これらの希釈液
を4μg/mLの毒素X溶液
と,それぞれ1:1容量で混合した。37℃ で1時間放置した後,各混合液 10 μL を10
匹のネズミに注射したところ, 表のような結果になった。また, 血清を熱湯に 30分間
浸けてから同様の実験を行った場合には, 10倍希釈した血清を用いてもすべてのネズ
の
グループA
2
10倍
0匹
10匹
1000 倍
8匹
2匹
3
グループB
1000 倍
0匹
10匹
10000 倍
3匹
7匹
※1ug=10-°mg, 1 ng=10°mg, 1 pL = 10°mL
【実験3】 1ヶ月前に BCGを接種したモルモットの皮膚内に結核菌に由来するタンパク
質を注射すると, 1~2日後に炎症を起こして赤くはれる現象(ツベルクリン反応)が認
められた。このモルモットから血清およびリンパ球を採取し,それぞれ別のモルモット
ミが4日以内に死亡した。
の血管内に投与した。これらのモルモットの皮膚内に結核菌に由来するタンパク質を注
射すると、血清を投与されたモルモットのツベルクリン反応は陰性のままであったが、
リンパ球を投与されたモルモットではツベルクリン反応が陽性に変わった。
※BCG:実験室で長期間培養を繰り返すことでヒトに対する毒性が失われた結核菌