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D真核細胞の構造
校細胞は、核と細胞質からなる。 植物細胞は動物細胞と異なり, 細胞膜の外側を
かく
さいぼうしつ
さいぼうへき
細胞壁が取り囲んでいる。
般に、真核細胞には1つの核があり, 核の内部には染色体がある。 染色体は,
いっぱん
●核
企酸オルセインや酢酸カーミンなどの染色液によって染まり, おもな成分は, DNA
さくさん
5
とタンパク質である。
細胞質 細胞の核以外の部分を細胞質という。 細胞質には, ミトコンドリアなどの
さまざまな構造体 (細胞小器官)があり, それぞれが特定の機能を分担している。 細胞
さいぼうしつ
さいぼうしょうき かん
さいぼうしつ き しつ
小器官の間を細胞質基質という液状の成分が満たしている。
ミトコンドリアは, 球形あるいは門筒形で, 呼吸によりエネルギーを取り出すはた
えんとう
10
ようりょくたい
ぼうすい
らきを行っている。葉緑体は、植物細胞にみられる紡錘形をした細胞小器官で, クロ
1ロフィルという色素を含み, 光エネルギーを吸収して光合成を行っている。液胞は、
細胞液で満たされており, 成熟した植物細胞で顕著にみられる。糖や無機塩類の貯蔵
や無機塩類の濃度の調節などのはたらきをしている。植物細胞の種類によっては, 花
の色や紅葉などのもとになる赤色,青色,紫色などの色素(アントシアンなど)を含ん
でいることがある。植物細胞の細胞壁のおもな成分はセルロースで, 細胞の形を決め
→p.32
→p.40 探究1
えきほう
けんちょ
→p.30
のう と
さいぼうへき
るはたらきや, 細胞どうしを結び付けるはたらきをしている。
細胞小器官や細胞質基質には, さまざまな酵素が含まれていて, 物質の合成や分解
などの化学反応が行われている。細胞がこのような化学反応を行うことで, 生命活動
こう そ
→p.28
じ
が維持されている。
コラム
原核細胞と真核細胞の構成成分
原核細胞や真核細胞の構成成分を
大腸菌(原核細胞)
ヒト(真核細胞)
ぶんせき
分析すると、水が多くの割合を占め。
次いでタンパク質, 脂質. 炭水化物。
核酸(DNAまたはRNA)などの有
脂質など
(3%)
核酸·炭水化物など(2%)
タンパク質
タンパク質
炭水化物
(4%)
(15%)
(15%)脂質
→p.76
機物が含まれていることがわかる。
それぞれの有機物は、 細胞を形づく
るだけではなく. 細胞の生命活動を
支える物質として, 重要なはたらき
を担っている。 タンパク質は代謝の
(12%)
核酸
(7%)
水
水
(70%)
(65%)
無機物
(6%)
無機物
▲図a 原核細胞と真核細胞の構成成分
にな
たいしゃ
季の酵素などとして、 核酸は遺伝物質として, 重要なはたらきをしている。
p 28