基本例題 11 結晶の析出
問題 89
硝酸ナトリウムの水への溶解度は, 80℃で148, 20℃で 88 である。 次の各問いに整数値
で答えよ。
(1) 80℃の硝酸ナトリウム飽和水溶液100g には,硝酸ナトリウムが何g溶けているか。
(2) この水溶液を20℃まで冷却すると, 硝酸ナトリウムが何g析出するか。
考え方
水100g に溶質を溶かしてでき
また飽和溶液と比較する。
(1) 同じ温度の飽和溶液どう
しでは,次の割合が等しい。
溶質〔g〕
飽和溶液〔g〕
(2) 冷却すると, 各温度にお
ける溶解度の差に応じた結晶
が析出する。
析出量〔g〕
飽和溶液〔g〕
の式をたてる。
解答
(1) 80℃では水100g に硝酸ナトリウム NaNO3 が 148g
溶けて飽和溶液 248g ができる。 したがって,80℃の飽
和溶液100g中に溶けている NaNO3 を x〔g〕 とすると,
溶質 〔g〕 x〔g〕 148g_
飽和溶液 [g] 100g 248 g
x=59.6g
60 g
(2) 水100g に NaNO3 は80℃で148g, 20℃で88g溶け
るので, 80℃の飽和溶液248g を20℃に冷却すると,
(148-88) g の結晶が析出する。 したがって, 80℃の飽
和溶液100g からの析出量をy〔g〕 とすると,
y=24.1g 24g
析出量 〔g〕
飽和溶液 [g]
=
y[g] (148-88)g_
100g
248g
=
(原子量) H=1.0 C=120=16 Na=23Cl=35.5