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6 真核生物の転写について各問に答えなさい。 【知】
生物のもつ遺伝情報は、ほとんどの場合、 DNAの塩基配列として存在する。 生物がもつ必要最小限の遺伝
情報の一組を 1 ) と呼ぶが、その情報量は膨大で、ヒトは細胞当たり2mの長さのDNAをもつ。真核生
物の DNA ( 2 ) というタンパク質に巻き付き、 ビーズ状のヌクレオソームを構成し、凝集して存在す
る。DNAの塩基配列は、 転写、 翻訳の過程を経て、 タンパク質のアミノ酸配列を決定する。 転写はDNA
型としてRNA を合成する反応で、RNAポリメラーゼが行う。 (a) 原核生物では、転写された伝令 RNA(mRNA)
は、その場で直ちに翻訳されるが、 真核生物では、 転写と翻訳は細胞内の異なった部位で行われる。 真核生物
の遺伝子の多くは、タンパク質をコードする(3)とタンパク質をコードしない (A)
(4)からなり、転写後 ( 4 )に対応する領域が除去されて(3)に対応
する領域どうしが結合することで最終的な mRNA となる。 この過程を (b) スプライ
シングと呼ぶ。
問1 文中の( )に適切な語を入れよ。 [各1点]
0.71 μm
ア
あ
DNA
イ
(B)
問2 右の図1は、 下線部(a) のようすを模式的に示したものである。 次の①~④の
物質や酵素が図のどこに相当するかを図中のあ〜えからそれぞれ1つずつ選
び答えなさい。 [各1点]
図1
①翻訳中のタンパク質 ②mRNA
③RNAポリメラーゼ ④リボソーム
問3 転写が進行する方向、および翻訳の進行する方向を図中のア~エからそれぞれ1つずつ選び答えなさい。
[各2点]
問4 図1の(A)(B)は、この遺伝子の転写領域の長さを示している。 この遺伝子から合成されるタンパク質
の分子量を求めなさい。 ただし、(A)(B)間がすべてタンパク質に翻訳されるものとする。 DNA の 10 ヌ
クレオチドで構成される鎖の長さを34Å (オングストローム、 10-10m)、 アミノ酸の平均分子量を 118
[3点]
問5(b)の過程に関して、取り除かれる部位が変化することによって、 1つの遺伝子から複数の種類のmRNA が
合成されることがある。 下の図2に示すある遺伝子には、4つの(3)A~D が含まれる。この遺伝子か
らは、最大で何種類のmRNA が合成されるか答えよ。 ただし、(3)の重複および逆転は起こらないと
する (合成されない mRNAの例: A-A-C B-A-C-D)。 [2点]
(3)
DNA
A
B
(4)
図2
C
D