Chinese classics
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みれば、すでにわが家いえに移うつりて、煙けぶり、炎ほのおくゆりけるまで、おほおかた向むかひいのつらに立たちて眺ながめければ、「あさましきこと。」とて、人ひとども来きとぶらひいけれど、騒さわがず。

「いかに。」と人ひと言いひいければ、向むかひいに立たちて、家いえの焼やくるを見みて、うちうなづきて、時々ときどき笑わらひいけり。

「あはれ、しつるせうしょうとくかな。年としごろはわろく書かきけるものかな。」と言ふいう時ときに、とぶらひいに来きたる者ものども、

「こはいかに、かくては立たち給たまへえるぞ。あさましきことかな。ものの憑つき給たまへえるか。」と言いひいければ、

「なんでふじょうものの憑つくべきぞ。年としごろ不動尊ふどうそんの火炎かえんを悪あしく書かきけるなり。今いま見みれば、かうこうこそ燃もえけれと、心得こころえつるなり。これこそせうしょうとくよ。この道みちを立たてて世よにあらむんには、仏ほとけだによく書かき奉たてまつらば、百千ひゃくせんの家いえも出いで来きなむ。わたうとうたちこそ、させる能のうもおはせねば、ものをも惜おしみ給へたまえ。」と言ひいいて、あざ笑ひわらいてこそ立たてりけれ。

その後のちにや、良秀りょうしゅうがよぢり不動ふどうとて、今いまに人々ひとびと愛めで合へあえり。

絵仏師良秀についての問題です。
「しつるせうとく」とは具体的にどういうことでしょうか?端的に一文で知りたいです。

Answers

✨ Best Answer ✨

「しつるせうとく」とは、自宅が燃える様子を実際に見たことで、これまで「へた」にしか描けなかった「不動明王の火炎」の正しい描き方を会得できたこと🙇

sayano

しつるせうとくとは、
大変な儲けをしていたなぁということ
とテストに書いたら❌でした。
回答が火はこのように燃えるのだということを実際に見たこと
とこつぶさんが書かれたような内容でした。
そこの繋がりを詳しくお聞きしたいです!

🍇こつぶ🐡

良秀は、自分の家が燃えるのを見て「長年うまく描けなかった不動明王の炎は、まさにこのように燃えるのだ!」と完全に理解(開眼)しました。

だからこそ、家を失う損害よりも、「本物の火の燃え方という、絵描きにとって最高の財産をタダで手に入れられて、大儲けしたぞ!」という意味になります。

つまり、言葉の直訳としては「大変な儲けをした」で正しいのですが、テストでは「何を得たから儲けだと言っているのか(=火の燃え方を理解したこと)」という、良秀の異常な芸術家魂の具体例まで踏み込んで書く必要があったため、×になってしまった🙇

sayano

本当によく分かりました!!非常にありがとうございます!!
そして、おかげさまで古文のテスト9割近く取れました!

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