✨ Best Answer ✨
酵素一般に言えることですが,酵素がもつ立体構造(3次構造)というものは,酵素のもつ機能にとても重要です.例えば,酵素の活性に必要不可欠な部位であれば,その中のひとつのアミノ酸が別のアミノ酸に変わっただけでも,活性自体が無くなることだってあります.酵素の立体構造というものはアミノ酸配列(1次構造)で一意的に決まります(アンフィンゼンのドグマ).つまり,LacZα遺伝子配列の一部が抜けていても,または増えていても,ラクターゼが活性を持ちえる立体構造にはならないということでしょう.
高校生物でどこまで習うのかはわかりませんが,別の考え方として,問題のDNA断片が挿入されたことでコドンの読み枠がずれてしまうとラクターゼのアミノ酸配列自体が大きく変わってしまうことも考えられます.アミノ酸配列が変わってしまうと酵素の形も変わってしまいますので活性が無くなると考えられます.
おそらく,発現はしているのに活性が無いということに違和感があるのではないかと思います.「発現=酵素活性有」という訳ではありません.
機能的に発現しているか,いないのかは活性を測定するまでわからないことです.
なるほど、詳しくありがとうございます