✨ ベストアンサー ✨
回答させていただきます…!
既にご存じのことも含まれているかと思いますがご容赦下さい…
酸や塩基と一口に言っても、強さがあり強酸、弱酸および強塩基、弱塩基という分類になります。
どの酸が強酸(強塩基)でどの酸が弱酸(弱塩基)であるかは暗記しておく必要があります。
強酸の例としては塩化水素[HCl]、硝酸[HNO3]、硫酸[H2SO4]の3つを押さえておけば大丈夫です。それ以外にも酸はたくさんあります(酢酸や硫化水素など)が、それらは全て弱酸と考えてしまって大丈夫です。
強塩基は水酸化ナトリウム[NaOH]、水酸化カリウム[KOH]、水酸化カルシウム[Ca(OH)2]、水酸化バリウム[Ba(OH)2]の4つのみとなります。それ以外の塩基(アンモニアなど)は全て弱塩基になります。
上に書いた酸や塩基について、中和反応が起きた後に残る物質のうち、水でない方を塩と言います。
(「しお」ではなく「えん」と読みます。料理の時に使う塩(しお)は塩化ナトリウムを指す日常用語ですが、化学用語としての塩(えん)はこれとは全く異なるものになります。)
例えば、塩化水素[HCl]と水酸化ナトリウム[NaOH]を中和させると、水[H2O]と塩化ナトリウム[NaCl]が残り、これらのうち水でない塩化ナトリウム[NaCl]が塩と呼ばれます。
今回重要になるのが、弱酸(または弱塩基)からできた塩です。
(実はこの手の問題では酢酸ナトリウム[CH3COONa]と塩化アンモニウム[NH4Cl]の2種類しか、まず聞かれることがないのが実情です…!)
まず、上の問題について順を追って説明させていただきます。
1.弱酸の塩(酢酸ナトリウム[CH3COONa])を水に溶かすと、酢酸イオン[CH3COO-]とナトリウムイオン[Na+]に電離します。(『化学基礎』に出てくる塩は基本的には水に溶かすと全て電離すると考えていただいて大丈夫です!)
2.強酸である塩化水素[HCl]も水素イオン[H+]と塩化物イオン[Cl-]に電離しています。
(電離して水素イオン[H+]をたくさん放出するからこそ「強酸」と分類されているのでこれは当然です!笑)
3.弱酸の陰イオンである酢酸イオン[CH3COO-]はナトリウムイオン[Na+]よりも水素イオン[H+]と結びつきたがるため、酢酸[CH3COOH](アの答え)になります。
(これは酢酸が弱酸だからです。弱酸は「ほとんど電離したがらない」→「なるべく電離する前の状態になりたがる」ためこのようになります!)
4.残ったナトリウムイオン[Na+]と塩化物イオン[Cl-]はくっつかずに水溶液の中にそのまま残っていますが、化学反応式ではイオンを残してはいけないため、形式上これらをつなぎ合わせて塩化ナトリウム[NaCl](イの答え)と書きます。
結果的に弱酸の塩であった酢酸ナトリウム[CH3COONa]と強酸の塩化水素[HCl]が、弱酸である酢酸[CH3COOH]と強酸の塩である塩化ナトリウム[NaCl]になりました。
(化学的な事実とは異なりますが、感覚の理解としては強い酸である塩酸[HCl]が水素イオン[H+]を弱い方の酸である酢酸ナトリウム[CH3COONa]に無理矢理押しつけていると思っていただいて大丈夫です!)
弱塩基の場合も同じように考えます。
1.弱塩基の塩(塩化アンモニウム[NH4Cl])を水に溶かすと、アンモニウムイオン[NH4+]と塩化物イオン[Cl-]に電離します。
2.強塩基である水酸化カルシウム[Ca(OH)2]も水酸化物イオン[OH-]とカルシウムイオン[Ca2+]に電離しています。
3.弱塩基の陽イオンであるアンモニウムイオン[NH4+]は塩化物イオン[Cl-]よりも水酸化物イオン[OH-]と結びつきたがるため、アンモニア[NH3](ウの答え)になります。
4.カルシウムイオン[Ca2+]と塩化物イオン[Cl-]を化学反応式の上で、形式的につなぎ合わせて塩化カルシウム[CaCl2](エの答え)と書きます。
長文失礼しました…
少しでもお役に立てれば幸いです…!
テスト頑張ってください!陰ながら応援しています!
すごくすごく丁寧に書いてくれてありがとうございます!!
応援してくれて嬉しい☺️