✨ ベストアンサー ✨
質問の要点は「“It is common” の後ろは that節でもよいのでは?」という点ですね。
まず、結論として “It is common / (not) unusual / typical / rare” は、基本的に “for S to V” を取ります。that節は不自然です。
左の画像の指示(「that節ではなく to 不定詞を用いる」)とも一致します。
右の画像では「現実=that」「仮定=for-to」と見えるため混乱しやすいのですが、本質は“現実か仮定か”ではなく、“何を評価しているか”の違いです。
“that S V” は「事実(命題)そのもの」を評価します。
例:“It is a pity / obvious / true that …”
→ 「…という事実が残念/明らか/本当だ」と述べる。
一方、“for S to V” は「行為のタイプ(一般性・頻度・適否など)」を評価します。
例:“It is common / (not) unusual / typical / rare for S to V.”
→ 「S が V するのは一般的/珍しい」と述べる。
ここで、「common は現実の習慣を述べているから that節でよいのでは?」という疑問が生まれやすいのですが、
“common” が述べているのは「そうした行為が一般的なタイプかどうか」という“行為の性質”であり、
「その行為が実際に起こっているという事実」そのものを評価しているわけではありません。
つまり、“common” は「現実の出来事」を述べているように見えても、文法的には「行為の一般性」を評定しているのです。
たとえば、
It is common for people to drink coffee in the morning.
→ 「人々が朝コーヒーを飲むという行為は一般的である」
一方、
It is true that people drink coffee in the morning.
→ 「人々が朝コーヒーを飲むという事実は本当である」
のように、両者は「現実」を述べていても評価の対象が異なります。前者は“行為の一般性”、後者は“事実(命題)の真偽”です。
このため、“common” のような「頻度・一般性」を表す形容詞は “for S to V” を取り、
“true” や “obvious” のような「事実・命題」を述べる形容詞は “that S V” を取ります。
迷ったときは、次のように考えるとわかりやすいかもしれません。
・「People commonly / usually V」と言い換えられるなら “for S to V”。
・「the fact that S V」と言い換えられるなら “that S V”。
例:
“It is common for children to catch colds in winter.”(=Children commonly catch …)
“It is obvious that children catch colds in winter.”(=the fact that … is obvious)
なお、例外的に “It is common knowledge that S V” のような慣用表現では “that” を用います。
これは「knowledge=命題(事実)」を評価しているためです。
例:
“It is common knowledge that smoking is bad for your health.”
(喫煙が健康に悪いことはよく知られている。)
まとめると、
“common / (not) unusual / typical / rare” など「行為の一般性」を述べる語は “for S to V”、
“pity / obvious / true / surprising” など「事実そのもの」を評価する語は “that S V” を取ります。
したがって、「common は現実の習慣だから that節が適切」という推論は成り立ちません。
評価対象が「事実」か「行為」かによって構文が決まる、という点を押さえておくと良いと思います。
なるほど!すごく丁寧に分かりやすく回答して頂き感謝しかないです!回答ありがとうございました!