回答

イオン反応式というのは、イオンを含んでいる式ですね。(当たり前ですが)

しかし、このイオン。実験室で実験する時にはイオンの状態では絶対に扱わないはずです。化合物同士を水溶液に入れて実験しますね。

つまり、このイオンというのは化合物を水溶液に入れて、電離したもののうち、酸化還元反応に関係するものだけを集めてきたからイオンの状態で書かれているという訳で、水溶液のなかには省略されたイオンも存在しているはずです。

化学反応式はイオンを含んではいけませんから、もとの化合物にもどして式を書く必要があります。

【イオン反応式】
Cr₂O₇²⁻+14H⁺+6Fe²⁺→2Cr³⁺+7H₂O+6Fe³⁺

この式の左辺をみて、省略されているイオンを考えます。

Cr₂O₇²⁻はニクロム酸カリウムですから、カリウムが抜けています。ですから2K⁺をたしてK₂Cr₂O₇とします。

14H⁺は酸性下で実験するために加えた硫酸H₂SO₄からきていますから、7SO₄²⁻をたして7H₂SO₄とします。

最後の6Fe²⁺は硫酸鉄Ⅱの硫酸イオンが省略されているので、6SO₄²⁻をたして6FeSO₄とします。

ここまでで、左辺がつくれました。

K₂Cr₂O₇+7H₂SO₄+6FeSO₄

たしたものは2K⁺, (7+6)SO₄²⁻

これを右辺にも足さないと数が合わないですから、右辺にも足します。

2Cr³⁺+3SO₄²⁻→Cr₂(SO₄)₃

2Fe³⁺+3SO₄²⁻→Fe(SO₄)₃これは3つつくれる

この2つをつくると、2K⁺, SO₄²⁻が余る。
そしたら、この2つが化合する。

2K⁺+SO₄²⁻→K₂SO₄

よって、答えの式になります。

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