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国語 中学生

(三)教えてください

必修問題① 教科書 次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。 「失礼ですが、 ご本人様宛てではない、ということでしょうか?」 「はい。」 大変申し訳ないのですが、私には、ご住所やお名前に、間違いを発見す ることができないのですが.....。」 「間違いがない」と言い切らず、「発見することができない」とすることで、 問題の相手ではなくこちらに帰する言い回しのテクニックだ。 「はい、間違いはありません。」 内心の当惑を抑え込み、 相手の様子を観察する。彼女は、私が「当惑」す るなどとは考えてもいないかのように、なんらかの対応」を待つそぶりだ。 過去の市民対応の積み重ねから、相手のタイプを推し量る。 「無理難題 タイプ」か「論理矛盾タイプ」であると推察された。 この傾向の来庁者に は、意味はなくとも、なんらかの「対応」を行ったという「誠意」を見せ ることで、「解決」へのハードルを下げられる場合が多い。「解決」とはも ちろん、「相手が満足する」という意味合いであって、実際に問題が解決 されるかどうかは重視されない。 「少々お待ちいただけますか。 調べてみますので。」 私は彼女を待たせて自席に戻り、情報管理課に内線電話で確認する。 応 対したのは幸い、同期の中だった。 「ああ、ちょっと確認してほしいんだけど、 住民番号K01137965 のデータなんだけど、最近なにか変更を加えたりした記録があるかい?」 「KO-137965ね。ちょっと待って、調べてみるから。」 受話器から すばやくキーボードを叩く音が聞こえてくる。 「入力内容の変更はないよ。 ただ・・・・・・。」 「ただ、なんだい?」 Love 1線「間違いを発見することができない」とありますが、「私」はな ぜこのような言い回しをしたのですか。 「•••••• ため」に続くように、文章中 から十八字で抜き出しなさい。 ため。 一線② 「内心の当惑」とありますが、「私」は「女性」のどのようなと ころに「当惑」したのですか。 次の文の に当てはまる言葉を書きなさ ・督促状は と主張しながらも、そこに 印字された住所や名前に間違いはないと認めているところ。 一線③~⑤ 「「対応」「誠意」「解決」」には「」 (かぎかっこ)が つけられていますが、 これはどのようなことを表していますか。 適切なもの を次から一つ選び、記答えなさい。 7 「私」がこれらの言葉を、実際に声に出してつぶやいていること。 イ「私」がこれらの言葉を、役所独自の意味合いで使っていること。 ウ「私」がこれらの言葉を、「女性」に対して強調していること。 エ「私」がこれらの言葉を、仕事と無関係だと思っていること。 ⑥ 「住民番号KO_137965のデータ」とありますが、 このデータに最近起きた出来事を、三十字以内で書きなさい。 N 33 ④ よく出る 《・・・

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答え イ なんですけど、なんでですか? 遠慮してるくないですか?🙇‍♀️

の老女のように大根の半分をどうしようかと悩むことでもあった のだ。彼は初めて母親がひとりで暮らしているということの意味 が理解できたように思えた。これまでは、あえてそのことは考え ないようにしてきたところがあったのだ。 「もらっていただけませんか」 老女がまた言った。 はなかった。譲るべきかどうか悩まなくてはならないこと、席を一 立っても相手が素直に座ってくれずベツの悪い思いをすること、 さらに自分が譲ることでその近辺に座っている人たちに小さな罪 悪感を覚えさせてしまうことがいやだったのだ。だから、彼は電一 車の中でもめったに座ることがなかった。 彼は降車口の近くに立って、壁面に貼られている結婚式場やエ ステティックサロンの広告を眺めていた。 その時、不意に声がした。一 これ、もらっていただけませんか」 それはごく@オダゃかな声だったが、静かなバスの中ではこと さら大きく響いた。 彼が声のする方に眼をやると、降車ロより少しうしろの二人掛 けの席に品のよさそうな老女が座っており、手に半分に切られた一 太い大根が握られていた。そして、その隣には、すぐ前の一人掛 けの席にいる少女の母親と思われる女性が座っていた。どうやら、 老女がその若い母親にQ大根をあげようとしているらしい。 _ ( ことに若い母親が戸惑っていると、老女は弁解する ように言った。 「ひとりなもので、一本では多すぎるんですよ。でも、一本でな ければ買えないし……」 若い母親が@あいまいに領くと、老女はまた言った。 Tこれ、もらってくださると助かるんですけど」 「いえでも ··」 たぶん、その老女はターミナル駅のどこかの食料品売り場で買 い物をしてきたのだろう。そこで大根を一本買った。それはひと」 り暮らしの生活ではもてあますほど太くて長い大根だったが、そ」 の売り揚には一本単位でしか売りに出ていなかった。いや、もし 若い母親のためらいの言葉を耳にしながら、なんとかもらって くれればいいが、と彼はひそかに願っていた。 「ひとりだとこんなには食べ切れないんですよ」 若い母親は、ようやくもらうべきだと判断したらしく、どうい うことになるのかと振り返って見つめていた少女に、いただこう」 かしら、と相談するように言ってから、老女に向かって訊ねた。一 「ほんとにいただいちゃって、いいんですか?」」 「どうぞ、どうぞ」 「それじゃ遠慮なく」 すると、老女は嬉しそうに言った。 「無駄にならなくてよかったわ」 そのやりとりを聞いて、彼だけでなく、@パスの中にホッとし た空気が流れたのがわかった。 老女は前の席に座っている少女に声を掛けた。 「おいくつ?」 「九歳」 「うちの孫の方がひとつお姉ちゃんだわ」 その瞬間、@彼の胸が痛んだ。自分にも十歳の息子がいる。そ の老女が自分の母親でもよかったのだ。 あるいは、自分の母親も買い物をするたびに大根の半分に心を 悩ませているかもしれない。そうした意味では、自分が親子三人 で送っている安定した東京での生活も、離れて住む母親にいくっ もの小さな悩みを押しつけることで成り立っているといえなくも ないのだ。 もちろん、母親は一緒に暮らそうと言っても断るだろう。しか し……とバスの中で彼は思っていた。自分は、席を譲るべき人が 眼の前に立っているのにもかかわらず、気づかぬりをしてのた ぬき寝入りをするような男と、ほとんど同じことをしているので して、ピニール袋に入れる際、'あまりにも長いため半分に切って」 彼はすぐに視線をまた広告に戻したが、その老女を見て母親を一 思い出さないわけにいかなかった。彼の母親もまた、大根は一本一 でしか買いそうもないタイプだったからだ。 母親は東京から一時間ほど離れた地方都市に住んでいた。父が」 死んでからは古い借家にひとりで暮らしている。狭いマンション で一緒に暮らすよりは気楽だろうと思い、また、母親自身もそう」 言うのでひとりで暮らしてもらっている。 しかし、ひとりで暮らすということは、日々の生活の中で、こ 天れさ はあるまいか、と。 (注)*ターミナル駅…鉄道、バスなどの路線の終着駅。 転 (沢木耕太郎『彼らの流儀』新潮文庫刊より) くク - 老女はそう言うと、ひとりごとのようにつぶやいた。 「まあ、大きいのね」 かしたら、その老女は、たとえ半分売りがあったとしても、大根」 は一本で買いたいという思いがある人だったのかもしれない。そ もらっておいた…

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