ある人のいはく、「人は良き友にあはむことをこひねがふべきなり。」麻の中の逢はためざるに、おのづから直しといれ
たとひあり。蓬は枝きし、直からぬ草なれども、麻に生ひまじりたれば、ゆがみてゆくべき道のなきままに、心なO中、
うるはしく生ひのぼるなり。心の悪しき人なれども、うるはしくうちある人の中に交はりぬれば、さすがかれこれを H
がるほどに、おのっから直しくなるなり。これによりて、〔 アJ、経にも説かれ、文にもすすめたり。(中路)
かかれば、ばかなくうちかたらはむ友なりとも、よくその人をえらぶべし。「薫箔、器を異にすべし」となり。花の下リ
次の文章を読んで、後の各問に答えなさい
y
(イばかりを契り、月の前に一夜をかぎる友までも、情けあるたぐひ、忘れがたく思い出でらるるものなり
(『十訓抄』による。一部改変)
19書書
=線「こひねがふ」を現代仮名づかいに改めなさい。
間二 線A「おのづから」、B「はかなく」の意味として最も適当なものをそれぞれ次のア~エの中から選び、記号
で答えなさい
ア自分で
H
ウしっかりした
m「せかなく」
GへJ と
イおとなしく
ウついちょっと
ト かすかに
間三~ww線「麻の中の蓬」とあるが、「麻」と「蓬」にたとえているものを、「麻」は十字以内、「蓬」は五字前後で
本文中からそれぞれ抜き出して答えなさい
間四 本文中の(アに入れるのに最も適当なものを、次のア~エの中から選び、記号で答えなさい
ア良き友と遊ばむこと
間五 本文中の(イにあてはまる季節を漢字一字で答えなさい
はっきりせず
イ 良き友と学ばむこと
ウ良き友を探さむこと ェ 良き友にあはむこと
三