文章で力だめし
猫がだんだ
んやせてきた。
いっこうに子
な
供と遊ぶ気色
がない。日が
当たると縁側
に寝ている。
前足をそろえ
た上に、四角な顎をのせて、じっ
と庭の植え込みを眺めたまま、い
つまでも動く様子が見えない。子
供がいくらそのそばで騒いでも、
知らぬ顔をしている。子供のほう
でも、初めから相手にしなくなっ
た。この猫はとても遊び仲間にで
きないと言わんばかりに、旧友を
他人扱いにしている。子供のみで
はない、手伝いに来ている女はた
だ三度の飯を、台所の隅に置いて
やるだけでそのほかには、ほとん
どかまいつけなかった。
( 田解 「期の墓」 より)
小女
叫Nm