2 次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい
昔、唐の絵かきに、戴満といふあり。牛を、えものにて、かくこと上一
手なり。ある時、角をふり、尾を立てて、牛どものたたかふをかく。ひ
としほうるはしくいてきたり、と思ひて、人々に見せあへり。その後、
牛飼ふ童の野かひにいでたるにこの絵を見せ、「なんちがあさゆふつかふ
甲によく似たるか。」といひて問ひし時、牛飼ふ童、これを見て笑ふ。「い。
かに。」となれば、「牛のたたかふ時は、尾を立てずして、はらに尾を付
くるものなり。この絵は、尾を立てたれば、あやまりなり。」といひし
戴嵩、おどろき、げにもと感じ、その絵をやぶりたり。まことに名人は、
何事によらず戴嵩のごとく、ありたきものなり。戴嵩ほどの牛かきなれ
ども、まことの牛に手なれぬことなれば、あやまりもやあるらんと、あ0
さゅふなるる牛飼ふ童に見せたるは、名人の戴満なればこそ
に)
囲本えもの=得意なもの
(「私可多唱」より)
いてきたり=描き上がった
野かひ = 放牧。
現代かなづかいに直して書きなさい
(要点2.3
*「いちだんとすばらしく」という意味を表す言葉を文章中からさがし
一線「なんちがあさゆふつかふ牛」について、次の各問いに答」
えなさい。
ー線○を現代かなづかいに直し、すべてひらがなで書きなさい。
|線0の意味を書きなさい。
学通小