活発に増殖している培差細胞の細胞周期は, G 」(DNA合成準備期) つS (DNA全
成期) つGz2 (分裂準備期) 一M (分裂期) に分けられる。各細胞周期の時間はオートラ
ジオグラフィーと呼ばれる次のような実験法によって決定できる。まず, 培養液中に放射
任チミジンを加え, 合成されつつあるDNA中にこの放射性物質を取り込ませた後, 培療
液を除去し, 今度は放射性物質を含まない培養液にかえて, さらに培差を続ける。培差再
開後の一定時間ごとに細胞を採取してスライドガラス上に固定および要色を行い その上
に暗所で写真乳剤を重層し一晩置く。これを現像すると, 放射活性のある場所には多数の
黒い銀粒子が現れる。つまり, この方法を用いると細胞像とその中の放射性標識された場
所を同時に顕微鏡観察することができる。各採取時点の標本についてM期の細胞を N 個観