例題6 興奮の伝導速度
カエルのひ腹筋(ふくらはぎの筋肉)とそれにつながる
座骨神経を取り出し, 筋肉と神経との接合部のA点から
5mm離れたB点と, A点から50mm離れたC点でそれぞ
れ神経を1回ずつ刺激したところ 3.5ミリ秒後と5.0ミリ
秒後にそれぞれ筋肉が収縮した。
(1) この神経の興奮伝導速度は何m/秒か。
神経筋標本
(2) A点から110mm離れたD点を同様に刺激したとき, 筋肉が収縮するのは何ミリ秒後か
(3) 神経の興奮がA点に達してから, 収縮が起こるまでの潜伏期の時間を求めよ。
解答 (1)
50mm-5mm
5.0ミリ秒 - 3.5ミリ秒
刺激から収縮までの時間には,興奮がA点に達した後,収縮が起こるまでの潜伏期
の時間が含まれている。
(1) BC間を, 1.5(=5.0-3.5) ミリ秒で伝わる。
(2) C点を刺激してから収縮するまでの時間と、CD間を伝導する時間との和になる。
(3) C点を刺激してから収縮するまでの時間から, AC間の伝導時間を引いたものになる。
(2) 5.0 ミリ秒+
= 30mm/ミリ秒=30m/秒
TALLE
B
110mm-50mm
30mm/ミリ秒
50mm
(3) 5.0ミリ秒-30mm/ ミリ秒
ひ腹筋
=5.0ミリ秒+2.0ミリ秒 = 7.0ミリ秒
was
≒5.0ミリ秒-1.7ミリ秒=3.3ミリ秒
座骨神経