応用例題 25 NaOH と Na.COs を含む混合溶液
水酸化ナトリウムと炭酸ナトリウムを含む水溶液がある。この水浴液をフェノ、
ルフタレインを指示薬として0.10 mol/L の塩酸で滴定したところ,20.0mL で変
色した。続いて, この水溶液にメチルオレンジを指示薬として加え,同じ塩酸で滴
定したところ, 5.0mL で変色した。最初の水溶液中の水酸化ナトリウムと炭酸ナ
トリウムの物質量を求めよ。
→ NaCI+ H:0
NaCl+ NaHCO。
NaCl+ H:O + CO2
指針 まずNaOHの中和反応 (①式)が
起こり,さらに Na:COs の中和反
応(②式)が起こる。 ①式, ②式
の反応完了後に, ②式で生じた
NaHCO, の中和反応 (③式) が起こる。
混合溶液と塩酸の滴定曲線は, 2か所で PHが大
きく変化する。第1中和点は②式の中和点で, フ
エノールフタレインの変色により判定できる。第
2中和点は3式の中和点で, メチルオレンジの変
色により判定できる。
解答 水溶液中の NaOH をx [mol), Na:COs を y[mol)
とすると,第一段階の滴定 (①式+②式の反応)に
ついて, NAOHの物質量+Na:CO3の物質量%=DHCIlの物質量 であるから,
NaOH+ HCI
Na.CO。+ HCI
NaHCO。+ HCl
第1中和点
フェノールフタレイン
pH
第2中和点
メチルオレンジ
の式
の式:の式
0
塩酸の滴下量(mL)
x [mol)+y [mol)=0.10 mol/L×
L=2.0×10-mol
1000
20.0
第一段階の滴定のHCIの物質量
第二段階の滴定(③式の反応)について, NaHCOs の物質量%=HCI の物質量 であり、
NaHCO。の物質量は Na.COs と同じであるから,
5.0
y [mol) =0.10 mol/L×-
1000
L=5.0×10-mol
第二段階の満定の HCIの物質量
(i)式, (i)式より,
x [mol] +5.0×10-4mol=D2.0×10-3mol
答水酸化ナトリウム: 1.5×10~ mol, 炭酸ナトリウム: 5.0×10~4 mol
x=1.5×10-3 mol
発展