a
イ
次の文章は、少将が通って来ていることが露見したために、継母(中納言の北の方)によって物置
に幽閉された女君と、それを励まそうとする少将と侍女あこきの様子を描いている。これを読んで、
◎はテーマ (敬語) に関する問題、は文法問題です。
後の問に答えなさい。
おぼ
【不快に思って】
かの少将(はこのことを)聞きて、まばゆく、 「いかに女君の
思すらむ、とてもかくて
ひとま
【このようなひどい目】
もわれ故にかかることを見たまぶこと」と、限りなく嘆く。 (少将はあこきに) 「人間に
寄りて、かくなむとも「聞こえよ」とて、
「いつしかと“参り来たる折、あさましとは世
【正気を失 気がします】
の常に、夢のやうなることどもを承るに、物もおぼえでなむ。(女君は)いかなる心地し
たまふらむと、(私が)思ひやりきこゆるも、“思すらむにまさりてなむ。 (直接女君に)
【お会いするには】
【どうしたらよいであろうか】
【やりきれない気持ちです】
対 面 は 、いかでかあらむとすると、いとわびしくなむ」とのたまへり。
(『落窪物語』による)
向一
破線部ア~オを敬語の種類(尊敬・謙譲・丁寧)によって分類した場合、尊敬語に当たるものを
すべて選びなさい。
同二 同じ破線部ア〜オについて、誰の誰への敬意を表しているか。それぞれ答えなさい。
同三
二重傍線部a・bの主語として適当なものを、次の中から一つずつ選びなさい。
ア少将
女君
ウあこき
北の方 オ 中納言家の女房