8
B キイロショウジョウバエの未受精卵には,前後軸傾尾軸)の決定において重要
な役割を果たす母性因子Pが存在する。キイロショウジョウバエを用いて, 次の
実験5~9を行った。
実験5 卵割期の正常な卵の前端から細胞質を抜き取ると, 頭部と胸部のない豚
が生じた。
実験6 遺伝子Pに異常があり, 正常なタンパク質Pを合成できない雌(遺伝子
型 pp)と野生型の雄(遺伝子型 PP)の交配によって生じた受精卵は,発生の途
中ですべて死滅した。 死滅した歴を観察すると, 腹部は正常に形成されていた
が,頭部と胸部は形成されていなかった。
0-0
大
実験7 遺伝子型 pp の雄と野生型の雌(遺伝子型 PP)の交配によって生じた受
精卵は,すべて正常に発生した。
0:T:C20 0
実験8 遺伝子Pをヘテロでもつ雌雄(遺伝子型Pp)の交配によって生じた受精
卵から発生した豚は,すべて頭部と胸部を形成した。
実験9遺伝子Pに異常があり, 正常なタンパク質Pを合成できない雌 (遺伝子
型 pp)の卵から生じた初期歴の前端にタンパク質Pを注入すると正常に発生し
たが,初期歴の中央部にタンパク質Pを注入すると, からだの中央に頭部が形
分大成され, その頭部の前側と後側の両方に胸部の構造が鏡像対称的に形成された。
外掛
の