主語の位置にitを立てるばかりではなく,目的語の位置にもitを置いて,長い要素
を先送りしたりもする(→p.186)。 たとえば, 「上司の命令どおりにこの仕事を2時間で
終えるのは,難しいことがわかったよ」 という場合, 以下のように言うことができる。
Ifind it difficult to get the work done in two hours
nulg ano h
my boss
otb oaitoq odai sug
told me to.
findの直後に目的語として不定詞を置くこと自体が無理なので, 形式目的語として
itを置く必要があるのだが,後半がit difficult to get となる理由はそれだけで
はない。×Ifind to get という組み合わせ自体がダメだという約束をいったん無
視して, to get 以下をそのままfindの直後に置こうとしても,difficult がfind か
らはるか遠くに離れてしまう。× to get the work done in two hours as my
boss told me to difficult では, difficult を見たときにどことどうつながっている
のか直感的に理解できなくなってしまうのだ。