重)
要例
題
必須
ある植物の種子の色には、A(a)、B(b)の独立する2対の対立遺伝
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子が関与する。AもBも赤色色素を合成する遺伝子で、 aやbにはそ
のような働きはない。 したがって、 AやBを多くもつほど赤色は濃く
なり、濃い方から順に、濃赤色、,赤色、 薄赤色, 桃色, 白色の5段階
AAbb と aaBBを交雑すると、 Fi はすべて薄赤色になった。 このFi
を自家受精して得られる F2 の、 種子の色の分離比はどうなるか。
になる。
よくわかる解説
AもBも赤色色素を作るので, 同義遺伝子の一種であるが, この場合は大
文字の数によって同じ赤色でも濃淡が異なる。 このように, 優性遺伝子の数
で形質が増強されるとき, これらの遺伝子を数量(加算,相加)遺伝子という。
本文にあるように, AやB(大文字)を多くもつほど赤色が濃くなるので,
濃赤色は大文字を4つもつ AABB, 赤色は大文字を3つもつ AAB6 と AaBB,
薄赤色は大文字を2つもつ AAbb と aaBB と AaBb, 桃色は大文字を1つし
かもたない Aabbと aaBb, 白色は大文字を1つももたない aabb である。
AAbb と aaBB を交雑すると F1は AaBb。これらの遺伝子は独立だが,こ
の場合は単純に F2の9:3:3: 1の分離比は使えないので, 表を書いて考
えてみよう。表中には大文字の数を書き込んである。
AB
Ab
aB
ab
AB
4
3
3
2
Ab
3
2
2
1
aB
3
2
2
1
1
0
ab
2
1
濃赤色:赤色:薄赤色: 桃色:白色=1:4:6:4:1