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遺伝子には複数のエキソンが含まれているものがほとんどです。
DNAからRNAに転写された後、
すべてのエキソンのみをつなぎ合わせるスプライシングしか行わないならば、
1つの遺伝子から1つのmRNAしか作られず、
遺伝子とタンパク質とが1対1の関係になり、
生体内の多様なタンパク質に対して、遺伝子の数が足りません。
選択的スプライシングとは、転写されたRNAから、
特定のエキソン部分のみをつなぎあわせることで、
1つの遺伝子(DNA)から、複数のmRNAを作り出すことが可能になります。
言い換えると、1つの遺伝子から複数のタンパク質を作り出すことが可能になる
ということです。
選択的スプライシングによって、少数の遺伝子で多様なタンパク質を
作り出すことが可能になっているのが、利点になります。
なお、免疫で出てくるのは、抗体の多様性に関するもので、
これはDNAの再編になりますので、
選択的スプライシングとは異なります。
ご参考までに。
選択的スプライシング
択一的スプライシング、オルタナティブスプライシングともいう。
一つの遺伝子より転写されたmRNA前駆体から、異なるスプライス部位が選択されることなどによって、複数の成熟mRNAが産生されるスプライシング反応をいう。組織特異的、あるいは分化・発生段階特異的な選択的スプライシングが知られている。機能の異なるタンパク質が合成される場合もあり、遺伝子発現の多様性を生み出す主要な転写後発現調節機構の一つ。ヒト遺伝子の9割以上において選択的RNAスプライシングが行われている。
『生物学辞典』(東京化学同人)より引用
このように、選択的スプライシングはRNAにおける、転写後調節の反応です。
抗体の多様性はDNAの再編であるため、該当しません。
抗体の多様性については、
『アバスーリックマンーピレ 分子細胞免疫学 原書第9版』(ELESEVIER)
『JANEWAY'S 免疫生物学 原書第9版』(南江堂)
のいずれにおいても、「遺伝子再構成」「遺伝子組み換え」等の表記です。
DNAレベルでの再編と、転写後のRNAのスプライシングとは根本的に異なります。
ご参考までに。
訂正ありがとうございます。
質問は解決したようですが、、、
高校でも大学でも抗体の多様性は選択的スプライシングによるものと習ったのでどちらが正しいかちゃんと先生に聞いた方が良いかもしれません。