③~⑤はイオンです。
もともと、原子は陽子の数と電子の数が等しくなっています。陽子が10個あったら電子も10個で、±0なので原子全体で電荷はないとみなせます。
ところが、なにかのきっかけで、原子から電子が抜けたり入ったりすることがあって、電子の数は変わります。そうなると、同じ数ずつあった陽子と電子ですが、電子の数が変わることで数が一致しなくなり、原子全体で電荷を持つことがあります。そうなった原子のことをイオンと呼びます。
もともと10個ずつ陽子・電子がある原子が電子を2つ捨てたとするなら、+の陽子が10個, −の電子が8個になりますから、全体で+2の電荷を持つことになります。
この、電荷の数をイオン式では右上に小さく書きます。Mgに2+とか、Sに2-とかついてるやつです。
それを踏まえて、③〜⑤のイオンの電子の数をもう一度考えてみてください。
【余談】
ちなみに、陽子の数が変わることは考えません。少なくとも陽子の数が変化するような問題は出てきませんが、陽子の数が変わると、原子の種類が変わることになります。
実際にそういうことはが起こらないかと言われると、起こることがあります。
実は、原子というのは希ガスを除いて不安定な状態にあり、常に安定状態への変遷を伺っています。
不安定な原子は原子自体が自己崩壊し、エネルギーを外に放出するとこでより安定な状態に変わることがあります。この、崩壊のひとつに原子核からヘリウム原子核(陽子2つ・中性子2つ)を放出する崩壊があり、アルファ(α)崩壊と呼びます。このとき放出されるヘリウム原子核は放射線の一種です。
こんなふうに、陽子の数が変わることも実際には怒らないこともないですが、何度も言う通り、問題には普通なりませんし、考慮する必要はありません。