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解決済み

The researchers conclude that the successful spread of even the earliest known toolmaking technology, more than 2milion years ago, would have required the capacity for teaching, and probably also the beginnings of spoken language.

この文をどうやって訳すのか文法的に教えて欲しいです。

回答

✨ ベストアンサー ✨

まずは文全体の構造を。

The researchers conclude
主語/動詞
concludeの目的語がthat節です。
that節は文末まで全てです。

研究者たちは[that節]と結論する
concludedと過去形にしていないのは、現在形の方がthat節内の結論の内容が普遍的というか、いつ考えてもその結論になるという感じ、筋が通った理屈である感じが出せるからです。
もちろん過去形でも間違いではありません。

that

①the successful spread of even the earliest known toolmaking technology,
that節内の主語

spreadはここでは名詞として使われていますが、
元々は他動詞spread(〜を広げる)です。
ofは目的格のofと言って、他動詞spreadの目的語がeven the earliest known toolmaking technology であることを表しています。

もしくは
spreadを自動詞(〜が広がる)と捉えるならば
ofは主格のofと考えて、自動詞spreadの主語がeven〜technology だと考えても同じです。

つまり

[主語] / spread / even the earliest known toolmaking technology successfully.
というSVOの文(spreadは他動詞)

even the earliest known toolmaking technology spread successfully.
というSVの文(spreadは自動詞)

これが

the successful spread of even the earliest known toolmaking technology
という名詞句にまとめられているのです。
こういう構造を持つかたまりを「名詞構文」と言います。

名詞構文は、抽象名詞に動詞や形容詞の意味を読み取り、それに合わせて周りの修飾語句を読み替えていきます。
たとえば動詞spreadを修飾していた副詞successfullyは、名詞構文の中では、名詞spreadを修飾する形容詞に置き換わっています。
そうすることで、spreadをsuccessful(ly)が修飾しているという語句の結びつきが維持されています。

名詞構文の訳し方ですが、
抽象名詞をたとえばimportanceを「重要性」というような決まりきった日本語訳を暗記しても上手くいかない場合が多いので、「〜すること/もの」「〜であること/もの」という訳を当てるといいです。

名詞構文の説明は、たぶんこれくらいでは理解できないと思いますが、
文法の解説書(evergreenなど)で一章まるまる名詞構文の章があると思うので、それを読んでください。

the successful spread of even the earliest known toolmaking technology
「知られている限り最初期の道具を作る技術すら、うまく広がったこと」は

またこの主語は「無生物主語」なので、訳し方にもコツがあります。③で説明します。

②more than 2million years ago,
挿入句(分詞構文beingの省略)
「200万年以上前のことであるが、」

③would have required
that節内の動詞
would haveとなっているけどいわゆる「仮定法」の表現というよりは、
willという確信度が強い表現を避けるために過去形のwouldにしていると考えるのがいいと思います。助動詞を過去形にするとちょっと丁寧な感じになる、とかよく習うのと同じようなものです。

「無生物主語」の文は基本的に「因果関係」を表す文です。動詞を境目にして、その前後に原因と結果が書かれるのですが、どちらが原因でどちらが結果なのかは、動詞の意味によります。
requireの場合「SがOを必要とする」ですから、読み替えると「Oが無かったらSはない」→「OがあるからSがある」ということです。
つまりOが原因でSが結果です。

その関係さえ掴めていれば、requireの直訳の「必要とする」などという使いにくい日本語は、最悪すっ飛ばしてしまって構いません。

直訳にとらわれて意味不明な日本語を思い浮かべるよりは、OがあったからSがある ということが分かることの方がはるかに重要です。
とはいえ和訳問題ではある程度それぞれの単語の意味も理解できていることを示したいところですし、塩梅が難しいですが。

④the capacity for teaching, /and probably also the beginnings of spoken language.
that節内の目的語

/を入れた前後で解説を分けます。
capacityは形容詞capableに由来する抽象名詞です。
「能力」「才能」「可能性」とかって訳がありますが、
形容詞capableはbe capable of〜「〜できる」という使い方がありますから、名詞capacityも「出来ること」という意味で理解して大外れしません。
名詞capacityの場合は、of〜ではなくfor〜で、何が出来るのかが書かれます。
「教えることができること」

the beginnings of spoken language
動名詞は動詞を名詞化したものなので、抽象名詞と同様の性質を持つと考えて良いです。
特にこの部分では、beginning spoken language でも動名詞のフレーズとして通じるのに、普通の名詞のようにわざわざ冠詞theをつけてofで繋いでいる点からも、このbeginningに名詞的な性質を強く持たせていることがわかります。
ofは主格のofです。「話し言葉が始まったこと」

まとめると

①知られている限り最初期の道具を作る技術すら、うまく広がったのは
② 200万年以上前のことであるが、
④そのためには、教えることというのができ、そしておそらく話し言葉が始まるというのが
③必要だったのだろう

と専門家は結論づける

みたいな訳になりますね。

試験などで時間が限られた中で読むときには、訳せと言われなければ、④があったから①が起きた という因果関係さえ掴めればOKだと思います。

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