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閉塞前線の形成には上空の気圧の谷の動向が関わっています。
気圧の谷とは、上空の偏西風(ジェット気流)の波が凹んだ部分を結んだ所のことです。低気圧が発達する場合、気圧の谷の軸は地上低気圧の中心に対して常に西側に傾いていることが知られています。気圧の谷が深くなる所は寒気が勢い良く南側に流入し、入れ替わるようにして南側の暖気が北側へ移動します。この運動エネルギーをもたらすのが気圧の谷であり、低気圧の最盛期になると気圧の谷の軸は地上低気圧の真上に垂直に立つようになります。この時にできるのが閉塞前線です。
閉塞期は軸が垂直に伸びているので一見安定していそうですが、これ以上回転の勢いが強くなることはありません。低気圧の閉塞期から衰弱期にかけて気圧の谷の軸は低気圧の中心に対して東側に傾くようになり、やがて軸の回転は勢いを失くし、コマの回転が止まる様に低気圧自体も消滅します。よって閉塞前線ができた後で、低気圧は衰退に向かって行く事になるのです。


