ア
1925年、衆議院議員選挙法が改正され、所謂普通選挙法が成立、漫25歳以上の男性であれば誰でも投票権を獲得した。これにより貧しい労働者階級の人間も投票が可能になった為、その牽制として国体を変革し、又は私有財産制度を否認する個人・団体を取り締まる「治安維持法」が制定される。治安維持法の対象は共産党である。
イ
1941年制定。日独伊三国同盟などの締結により、仮想敵国をソ連からアメリカへと変更した日本は、南方進出の為に北方の安全を期すべく、ソ連との5年間の中立を約した日ソ中立条約を締結、なおその後すぐに独ソ戦が開始され、日本の戦略はチグハグなものとなってしまう
ウ
1929年、世界恐慌の発生によりアメリカ経済は深刻な不況へと突入する。恐慌以前のアメリカは第一次世界大戦で戦場にならず、その上で軍需物資の需要増大などにより、超好景気が続いていた。こうした背景から日本は当時の主力輸出品であった生糸(高級織物のシルクの原料)を輸出していたが、アメリカが不況に入ったことで、高級品の原料である生糸の輸出量も激減、生糸の原料である蚕の繭を副業として育てていた多くの農家に大ダメージを与える結果となった。
なお農家が大ダメージを受けたのはそれだけではなく、当時は製糸工場(蚕の繭から糸を紡ぎ出して生糸に加工する工場)で働いていたのは主に農家の子女達であったが、アメリカで生糸が売れなくなると、
蚕の繭→製糸工場での子女労働→生糸輸出の流れが無くなり、又工場が稼働停止に陥ったことで、農家の次男や三男などが主に働いていた石炭産業も不況になり、農家の貧乏化が益々激しさを増すことになった背景がある。
エ
1945年、エノラゲイと名付けられた2機のB29が広島・長崎に原子爆弾を投下。広島にはウラン型、長崎にはプルトニウム型が投下され、広島・長崎市内は一瞬にして壊滅状態に。
1つだけ質問させてください。
アメリカが不況になるとなぜ生糸の輸出量が減るのですか?
アメリカが生糸を買うほどの金銭的な余裕が無くなるからでしょうか?
まぁ端的に言えばそうです。
絹のドレスって高いんですよ。今でも高い高級品です。シルクは昔からフランスなども有名でしたが、特に最高品質の物は基本的にアジア(昔は中国が殆ど)産で、その純白さと滑らかさから白糸などと呼ばれるほどでした。日本は20世紀初頭にその中国を抜き生糸輸出世界一位にまで躍り出ており、日本の輸出産業を支える大黒柱となります。そんな成金よろしくな庶民・貧乏人は手が出ない高級織物を誰が買うのか。当時金持ちと呼べる国はヨーロッパ及びアメリカですが、戦場となったヨーロッパは戦勝国・敗戦国問わずボロッボロ、つまり買うのはアメリカ人です。奴らは上述の通り第一次大戦で一躍世界の超大国になり、国民はこの世の春を謳歌するほど皆金持ちでした。なので当然贅沢品の絹ドレスも飛ぶように売れ、それに伴い世界最高品質且つ輸出量最大を誇る日本の生糸も原料として飛ぶように売れたわけです。
しかし突如ニューヨークウォール街で株価が暴落、背景は世界大戦後上がり続けた景気により、
工場→生産量拡大→それでも売れるので更に生産→まだ売れるから生産…と今までやってきた所で、とうとう需要の限界を超えてしまい、逆に
工場→売れない在庫を抱える→生産量激減→工場の稼働のために必要な人員クビ→金がない人が増えるので物が売れず更に生産量激減→クビor工場停止
という流れが起きます。これにより失業者が町に溢れ、貧乏人が増えます。貧乏人が高い高級絹織物を買うかと言われたら当然買いません。このアメリカ発の恐慌が日本も主力輸出品が売れないことで波及、
生糸が売れない→工場稼働停止→工場で労働していた貧しい農家の子女も職を失う+繭価格暴落→工場に蚕の繭を提供していた農家の困窮
という負のスパイラルが出来上がり、農業恐慌、そして昭和恐慌へと進行していきます。
まぁ今風の例えで簡単に言えば、
日本で不況で仕事無くなって金のないホームレスみたいな人達が、ベンツとかロールスロイスみたいな高級車を乗り回すわけないのは当たり前に理解していただけると思いますし、日本人の多くがそうなればベンツを作ってるドイツの車会社も車が売れないことで収益は下がるし、そのベンツの下請けとしてエンジンとかハンドルとか作ってるドイツの工場も売り上げが下がるよねという至極当たり前の市場原理の話ですね。極め付けはベンツの輸出先の殆どは日本であり、日本の不況が世界に影響したせいで全世界不況なので世界中でベンツが売れないという八方塞がりな状態がこの当時です。
ありがとうございます🙇🏻♀️🙇🏻♀️
ありがとうございます!🙇🏻♀️