例題
解説動画
he
9. 松山大改
複製の
確認しなさい。
発展例題 5
原核生物のタンパク質合成
発展問題 104
生物のもつ遺伝情報は,ほとんどの場合 DNAの塩基配列として存在する。 生物
がもつ必要最小限の遺伝情報の一組を() と呼ぶが, その情報量は膨大で, ヒト
は細胞当たり2mの長さのDNAをもつ。 真核生物のDNAは,(イ)というタン
「パク質に巻き付き, ビーズ状のヌクレオソームを構成し、凝集して存在する。 DNA
の塩基配列は, 転写, 翻訳の過程を経て, タンパク質のアミノ酸配列を決定する。 転
写はDNA を鋳型として RNA を合成する反応で,RNAポリメラーゼが行う。 (a) 原核
生物では,転写された伝令 RNA (mRNA)は,その場で直ちに翻訳されるが,真核生物
では,転写と翻訳は細胞内の異なった部位で行われる。 真核生物の遺伝子の多くは、
タンパク質をコードする(ウ)とタンパク質をコードしない(エ)からなり,転
写後)に対応する領域が除去されて(ウ)に対応する領域どうしが結合す
ることで最終的な mRNA となる。この過程をスプライシングと呼ぶ。
(b)
(c)
DNAの塩基配列に突然変異が生じるとさまざまな影響が現れる。一方, 転写
領域の塩基配列の変異でも、タンパク質のアミノ酸配列に影響を与えない場合もある。
1. 文中の(ア)~(エ)に適切な語を入れよ。
問2. 下の図1は,下線部(a)のようすを模式的に示したものである。 次の①~④の物
質や酵素が図のどこに相当するかを, DNAの例示に従って, 線を用いて図に示せ。
さらに、転写が進行する方向, および翻訳の
0.71μm
ヌクレオ
■ため, DNA
ることになる。
(A)
起点の左右
=側、右側が
末端側で
ある。
こ合成され
① 翻訳中のタンパク質 ② mRNA
③ RNAポリメラーゼ
問3.図1の(A)(B)は,この遺伝子の転写領域
の長さを示している。 この遺伝子から合成さ
れるタンパク質の分子量を求め, 有効数字3
進行する方向を矢印で示し, “転写の方向”お
よび“翻訳の方向”と明記せよ。
DNA
4 リボソーム
図 1
として合成
ある。 右側
(B)
第5章
遺伝情報とその発現
3鎖を鋳型
ラーゼが
ング鎖は
ング鎖は
なる。
・ギング
桁で答えよ。 計算式も示すこと。 ただし, (A)(B)間がすべてタンパク質に翻訳され
るものとする。 DNAの10ヌクレオチドで構成される鎖の長さを34A(オングスト
ローム,10-10 m), アミノ酸の平均分子量を118とする。
問4. 下線部(b)について, 突然変異の結果, ある遺伝子Aに下記の変異が起こったと
する。 その結果, 遺伝子AのmRNA量が減少する可能性がある場合は○, 可能性
がない場合は×を記せ。 また, その理由をそれぞれ30字以内で述べよ。
遺伝子Aの翻訳開始コドンの変異
問5. 下線部(c)のようにタンパク質のアミノ酸配列に影響しない1塩基の突然変異に
ついて, ①mRNAに関連する場合と、 ②翻訳に関連する場合に分けて, それぞれ60
字以内で説明せよ。
( 京都府立大改題)
5. 遺伝情報とその発現 129
た塩基
ア
解答
問1. ア…ゲノム イ・・・ヒストン ウ・・・エキソン
転写の方向
DNA
エ… イントロン
問2. 右図
問3.
7.1×10-7.
3.4×10 -10
×
× (118-18) +18=6.96×10
問4.×
翻訳の
(理由)翻訳開始コドンが変異しても, 転写に
影響はないため。 (25字)
方向
00
この
問5. ①DNAのイントロン領域に起こった突然変異は, 転写後, mRNA が合成される際
解説
に,スプライシングによって除去されるため。 (56字)
②DNAのエキソン領域に変異が起こり, 翻訳がなされても, 変化したコドンは元
のコドンと同じアミノ酸を指定する場合があるため。 ( 59字)
問2. 原核生物では, 合成途中のmRNAにリボソームが次々に付着し, それらが mRNA
上を移動してポリペプチドが合成される。また,合成途中のmRNAの長さから転写の
方向が,翻訳中のポリペプチドの長さから翻訳の方向がわかる。
問3.A-B間の距離をヌクレオチド1つ分の長さで割ると,A-B間のヌクレオチド対
の数が求められる。A-B間の距離は7.1×10-7(m), また, ヌクレオチド1個分の長さ
は,34×100÷10=3.4×10-10 (m/個) となる。 したがって, A-B間のヌクレオチド対
の数は, 7.1×10-7 (m)÷(3.4×10-10) (m/個) となる。 3塩基で1つのアミノ酸が指定さ
れるので,アミノ酸の数はヌクレオチド対の数を3で割れば求められる。
タンパク質の分子量は,アミノ酸の分子量の総和から, ペプチド結合によって脱離し
た水分子の分子量を引いたものになる。 ここで, アミノ酸の数をn とすると, ペプチド
結合の数は (n-1) となる。 したがって, タンパク質の分子量を, n を用いて表すと,
\118n-18(n-1)=(118-18) n +18 となる。 n にアミノ酸の数を代入すると
(118-18)x{7.1×10 7 ÷ (3.4×10 -1)÷3}+18=69625.8・・・≒6.96×10' となる。
問4.翻訳開始コドンは翻訳の開始を決定しており,この部位に変異が起こっても、翻訳
以前の過程までは行われると考えられる。 そのため, それまでに合成される mRNAの
量は減少しない。
発
問5 ①DNAのイントロン領域に起こった塩基配列の変化は, 転写後, mRNA が合成さ
れる際にスプライシングによって除去される。 したがって,この変化は翻訳されず, ア
ミノ酸配列に影響しない。 ②1つのアミノ酸は3塩基の配列で指定されており、塩基が
1つ置換しても、同じアミノ酸が指定される場合がある。 この場合は, DNAのエキソ
ン領域に変化が起こり,その翻訳がなされても,指定されるアミノ酸配列は変化しない。
ありがとうございます🙇♀️