✨ ベストアンサー ✨
酸化反応は相手に酸素を与える、自分は水素(プロトン)を受け取る、相手の電子を奪う反応です(この3つは言い換えでしかないです)。
なので、酸性条件下で硝酸と亜鉛を入れると、本来なら水素イオンに与えなければならない亜鉛の電子を硝酸イオンに奪われます。その際、硝酸イオンは酸化剤として働くので自分のOは減りますね。NO2とNOの二つの可能性がありますが、今は薄い硝酸なのでNOができます!!
詳しくは酸化還元反応の半反応式のところをご覧ください
溶液中には沢山の水素イオンがあるから問題ないです。具体的にイメージできるように、少し詳しく見ていきましょう!
硝酸イオンの構造式を考えてください。硝酸イオンの構造式は写真のようになります。左の電子図を見てください。N原子は本来結合に使わない電子対を一つ、O原子は二つ持ちます。
しかし、この左図を見るとN原子は一つも持っておらず、右下と左下のO原子は三つも持っていることがわかります。このことからNは電子が足りない、Oは電子が豊富だということがわかります。構造式で書くと右のような図になります。
ここでN原子は電子が欲しいと考えます。正電荷と負電荷はくっつきたがりますからね。ただ、O原子はNより強く引きつけるので(電気陰性度)O原子にはかないません…
なのでO原子には結合に使っている電子も献上してOイオンとして出て行ってもらうことにします。そのとき、N原子は共有している電子対がなくなったのでそこに電子が入ります。その電子こそがZnから出てきた電子なのです。実際にはこんな単純な仕組みではないのかもしれませんが、こういう風に解釈すると理解しやすいのではないでしょうか?化学とはそういうものです。
なにがともあれ、マイナスイオンなのに電子をさらに受け取れるのは、結局のところ溶液中のプロトンが電子を吸い取ってくれるからで、それは酸素イオンを出していることと対応しています。
酸化というものは3種類の解釈ができますが、今回の例でもそのことが理解できるのではないかと思います。
とても詳しく説明していただき、本当にありがとうございました!

なぜ、硝酸イオンはマイナスイオンなのに、電子を受け取ることができるのですか?
追加で質問してしまい、すいません。お願いします