165. リン酸緩衝液 リン酸は、水溶液中で式 ①~③のように3段階で電離している。
H3PO4 ← H2PO4-+H+
H2PO4-
HPO42-+H+
HPO42 ← PO-+H+
Ki=7.00×10-3mol/L
K2=6.00×10-mol/L... ②Am
K3=4.00×10-13mol/L ... ③
容量
RONA
一方,リン酸の塩であるリン酸二水素ナトリウム NaH2PO4 やリン酸水素ナトリウ
ム Na2HPO4 はどちらも水によく溶け,それぞれ式④、⑤のように完全に離している。
NaH2PO4 → Na+H2PO400」...④ 調
Na2HPO4 → 2Na++HPO.5
これらの電離によって生じた陰イオンは, 式 ①〜③ に示した反応を経て,各分子やイ
オンとの間で平衡状態となる。 次の各問いに有効数字2桁で答えよ (log10 3.00=0.48)。
(1)pHが200のリン酸水溶液の濃度は何mol/L か。 ただし, K2 と K3 は K」 に対して
きわめて小さいので,電離平衡は式① だけを考えればよい。
DDEST
(2) pHが2.00のリン酸水溶液に NaOH水溶液を少しずつ加えていくと, 平衡時の濃
度の比 [HPO-]/ [PO-] 2.50となった。 このときの水溶液のpHはいくらか。た
(3)200×10-molのNaH2PO4 と4.00 × 10-mol の Na2 HPO4 を水に溶かして40.0mL
とした水溶液のpHはいくらか。平衡時のH3PO4, PO4-, H+の濃度は, NaH2PO4と
Na2HPO4 の初期濃度に比べて十分小さく,電離平衡は式②だけを考えればよい。
(3)の混合液に 1.00×10mol/Lの塩酸を加えてpHを7.00とした。加えた塩酸
の体積は何 mL か。(3)と同様に,電離平衡は式②だけを考えればよい。 (19 上智大)