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(4) 過マンガン酸カリウムが, 光によって分解されやすいから。
第6章 酸化還元反応 85
ード
応用例題 28 酸化還元滴定
濃度が未知の過酸化水素水 20.0mLに硫酸を加えて酸性にしたのち, 0.0400
mol/Lの過マンガン酸カリウム水溶液で滴定したところ,10.0mL を加えたとこ
るで反応が終了した。このとき,過酸化水素および過マンガン酸カリウムは次のよ
ト>155,156
うにはたらいている。
02+2H* +2e-
過マンガン酸
カリウム水溶液
H-02
…0
MnO。-+8H* +5e-
(1) の式,2式より,この反応のイオン反応式をつくれ。
(2) 過マンガン酸カリウム1.0molと過不足なく反応する
Mn?+ + 4H:0
褐色の
ビュレット
過酸化水素は何 mol か。
(3) 過酸化水素水の濃度は何 mol/Lか。
(4) この実験では,褐色のビュレットを用いる。その理由
を答えよ。
(5) 反応の終点はどのようにして知るのか。
濃度未知
の過酸化
水素水
指針 (1) の式,2式中の e- の係数を等しくして各辺を加え,e"を消去する。
(2) (1)で求めたイオン反応式の係数の比から求める。
(3) KMNO。と H.02の物質量をもとに等式を立てる。
解答(1) の式×5+②式×2より,
よ。
5H:02
502+ 10H* + 10e
の式×5
の式×2
Nom
+)2MnO4-+ 16H* + 10e
2Mn?+ + 8H:0
2Mn?+ +502+8H:0
銀
銀
2MnO4-+5H:02+6H*
(2) 酸化剤と還元剤が過不足なく反応するとき,
(KMnO。の物質量): (H:02 の物質量)=2:5
5
1.0 mol×-
-=2.5 mol 答
2
(3) H.O2 水の濃度をx [mol/L] とすると,
10.0
0.0400 mol/L×-
1000
20.0
L
1000
5
L×-=x [mol/L]×
2
KMnO。の物質量
x=0.0500 mol/L 答
係数の比
H.O2の物質量
別解 酸化剤と還元剤が過不足なく反応するとき,
酸化剤が受け取るe- の物質量=還元剤が失う e-の物質量
の関係が成りたつので, H:Oz水の濃度をx [mol/L] とすると,
20.0
1000
10.0
1000
KMNO』が受け取る e- の物質量
x=0.0500 mol/L 答
0.0400 mol/L×
L×5=x [mol/L]×
L×2
H.O2が失う eの物質量
寺果
MinO. の赤紫色が消えず. わずかに残るようになったときが終点。
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第2編