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現代文 高校生

この写真の筆者の主張と理由と具体例はどこでしょうか…? 教えて頂けたら嬉しいです!!

130 PELION STA PONEDABAR 今井むつみ オカピの胃袋はいくつか 私たちは世界について、膨大な知識を持っています。 そして、直接見たり、経験したり したことがないことについても、たくさんのことを知っています。 私たちは多くのことを 学校で学びますが、それが私たちの知識のすべてではありません。 ことばを自然に、知ら ないうちに覚えたように、私たちは世界についての非常に多くのことを、自然に、知らな いうちに身につけます。 しかし、どうして直接経験したことがないこと、教えてもらって 5 いないことについて知ることができるのでしょう。 「突然ですが、 みなさんは「オカピ」という動物を知っていますか。 写真を見ると、ちょっ とシマウマに似ています。 シマウマのように全身にシマがあるのではなく、体の大部分は こげ茶で脚だけにシマがある、とても美しい動物です。 最初に見つかった時は見た目のせ いでしょうか、シマウマの仲間であると発表されましたが、あとからキリンの仲間である。 ことがわかりました。 ところで、事典やインターネットでオカピについて調べる前に、オカピがどのような特 徴を持つ動物か、自分で考えてみてください。 例えば、オカピには蹄があると想像できま ひづめ すね。では、オカピの蹄は一つでしょうか、二つに分かれているでしょうか。ちなみに、 シマウマの蹄は一つ、キリンの蹄はウシなどと同じで二つです。 蹄が一つの動物と、蹄が 二つの動物では、胃のつくり、食べ物の消化のしかたなどが異なります。 例えば、蹄が二 1はんす つある動物は、一部の例外を除いてみな、ウシのように複数の胃を持っていて、食べ物を 反芻しながら順番に消化していきます。 オカピはいくつの胃袋を持ち、どのように食べ物 を消化するのでしょうか。 おそらく、みなさんは、オカピのことを知らなくても、 キ リンの仲間だと聞いただけで、草食動物だと思ったはずです。 もしかしたら、首を伸ばして木の葉っぱなどを食べる、と思っ たかもしれません。 蹄もキリンと同じように二つに分かれて いる、と思い、さらに、複数の胃を持っていてウシのように 徐々に食べ物を消化していく、と思った人が多いのではない でしょうか。 これらはすべて正解です。このように、オカピはキリンの 仲間である、という知識から、私たちはオカピについてさま B ざまなことを類推することができるのです。 「私たちは、一つのことを知れば、それを元に、似た事例に ついて類推していくことができます。そうすることによって、 直接経験していなくても、教えてもらっていなくても、おの ずと、世界について多くのことを身につけていくのです。 5 論理を読み取る 読む 論理の展開を読み取ろう V KALAU ADA SVAKODN 筆者の主張とその根拠を しながら読もう。 □具体例の働きをとらえ、 具体 と抽象の関係を考えながら読 もう。 1反芻 ウシなどの動物が、 一度飲 み込んだ食物を口の中に戻し、か み直して再び飲み込むこと。 語句 ちなみに おのずと 漢字 経験(経過・経る) 体験 突然 突撃・唐突) 特徴(象徴) 特長 除く(除去・削除) 加える 87

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現代文 高校生

人間は「必然」「偶然」について、ポストモダニズム・現代科学の段階でどのようにとらえているか。 という問題を教えて頂きたいです。 よろしくお願いいたします。

十七世紀、ニュートンの物理学によって確立された近代科学は、世界観、宇宙観に大き |な転換をもたらした。 ニュートンは、力学の三つの基本法則と「万有引力の法則」によって、宇宙に存在する |すべての物体の運動を厳密に記述することに成功した。この宇宙に起こるすべての現象は |すべてこのような基本法則によって記述することができ、そうしてそのような基本法則が |不変である限り、現在の状態を厳密に観測すれば、いくらでも過去の状態をさかのぼって |知ることができ、また未来も正確に予測することができると考えられた。 ニュートンの宇宙では、すべては厳密に数学的に記述される基本法則によって、無限の |過去から無限の未来まで決定されており、それには「偶然」のようなものが入る余地はま ったくない。すべては必然である。 り盤N(o) am 二十世紀末にかけて出現した「ポストモダニズム」は、科学的必然性によって支配され |る世界を「脱構」しようとしている。しかし、「客観的必然性」の専制に対する反逆が |主観性の一方的な強調や、合理性そのものの否定、神秘主義や宿命論への逃避に通じてし |まうのでは、近代合理主義や近代科学の成果をすべて否定してしまうことになる。「偶然」 の問題をどう扱うかは、そこで一つの重要なポイントとなるはずである。 現代科学の示す宇宙像は、ニュートン流の機械的な必然性に貫かれたものではない。(必 |然と偶然が本質的に相互に絡み合ったダイナミックな世界である。それは本質的に予測不 可能な、したがって新しいものが生まれ、またあるものは永遠に消滅する世界である。 大は宇宙全体から、地球上の生物界、そして人間の作る社会の歴史まで、すべてそのよ |うなダイナミックな世界なのである。そうしてその中で、偶然は必然に対する邪魔物では S なく、世界を作り出す本質的な要素である。 偶然は一人一人の人間にとっても未知の未来を作り出す。それば「暗黒の未来」ではな 「魅惑に満ちた驚異の未来」であると期待してもよいのである。 偶然は多様であり、その多様なあり方をどのように理解し、それとどのように取り組む かが二十一世紀の大きな課題である。

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