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神聖なもの
不吉なもの
む
忌み嫌う
め
探究
5
①忌み嫌う 慎む
用例
①をさなき人のかかること言ひ伝ふるは、いみじ
く忌むなるものを。
幼い人がこのようなことを言い伝えるのは、たいそう
[源氏帚木〕
忌み嫌うというのに。
いむ
未然連用 終止 連体 巳然命令
不吉だ
【忌む ②斎む】
じゅかい
②受戒する
いむことのしるしに、よみがへりてなん、
動詞 マ行四段
※受戒仏の戒めを受けること。
あま
(になって)受戒した効果によって、命を取り止めま
[ 源氏 夕顔〕
して、
い
ま
み む
め
「いまいまし関(形シク)忌み慎むべきだ 不吉だ不快だ
さいかい
一ものいみ関【物忌】(名)斎戒物忌みの文字を書いた札
※斎戒神仏に祈るため身を清めること。
①は「忌」の字を当てる。②は、仏の戒
めを受けること(「斎」の字)。
神聖なもの、不吉なものに触れるのを慎む、忌み嫌うという
のが原義。現代語の禁忌(タブー)に当たります。
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