27|[2004 岡山大]
酢酸の水溶液中での電離平衡は,以下のように表される。塩酸などの強酸が, 水溶液
中でほぼ全て電離するのに対し, 弱酸である酢酸は,わずかしか電離しないことが知ら
れている。
CHCOOH さ CH3COO- + H+
濃度 0.200 mol/L の酢酸水溶液 200 mL に, ビュレットを用いて0.200 mol/L 水酸化
ナトリウム水溶液を滴下して中和滴定を行うとき,以下の (1)~(5) に答えよ。
なお,酢酸の電離定数 K。は25 ℃ において K。=1.80×10-5 mol/L とし,温度は常
に25 ℃ であるものとする。また,必要であれば, log2-0.301, log3 30.477,
V10 = 3.16 を使うこと。 また, 計算結果については, 有効数字3桁で答えよ。
(1) 水酸化ナトリウム水溶液を加える前の0.200 mol/L 酢酸水溶液の電離度αと pHを
求めよ。なお,このとき, 電離度aは1よりも十分に小さいものとする。
電離度
]. pH
(2) 水酸化ナトリウム水溶液を100 mL 滴下したとき, 酢酸の電離維度αと溶液の pHを
求めよ。
(3) 中和点に到達すると, ほとんどすべての酢酸が電離するが,ここで生じた酢酸イオ
ンの一部が水と反応して, 以下のような平衡が成り立っている。
電離度
] pH
CH,COO- + H,0 CH:CO0H + OH-
この反応の平衡定数を K。とすると, K。は以下のように定義される。
[OH-ICH,COOH
K,=
[CH,COO-]
(a) K。を K。及び Kw(水のイオン積)を用いて表せ。