図3に示した密閉容器には、注射器と温度センサーが取り付けられており, 内
部の気体の温度を40℃で一定に保つことができる。 注射器内部の液体は、注射
針を通して温度センサーに滴下される。 温度センサーの上部は少量の液体(液滴)
がたまる構造になっており, あふれた液体は底部の受け皿にたまる。 この装置を
使って実験 (a), (b)を行った。 なお, 注射針から滴下された液体の温度は気体の温
度と等しい。 液体の体積は無視できる。 液体の混合や溶液の希釈による発熱や吸
熱はない。
受け皿
・液滴
・温度
センサー
図3
密閉容器
温度表示器
IC
実験(a) : 装置内には 1.0 × 10 Paの乾燥空気が入っていた。 注射針から1滴
エタノールを滴下したとき, センサーの示す温度はいったん下がり,
やがて元に戻った。 しばらく1滴ずつエタノールを滴下し続けると,
受け皿にエタノールがたまり,新たに1滴エタノールを滴下してもセ
ンサーの示す温度は変化しなくなった。