English
Senior High
Solved

テストの解答にでていた英文和訳の訳が以下のようになっていました。
「for you の部分がeasyにかかるように、必ず「きみ(あなた)にとって」「きみ(あなた)には」としなさい」(テストの解説)。そう訳していない人(「~は」とか「~が」と訳した人)はみんなバツになりました。ちなみに日本語の辞書では「~にとって」「~には」というのは「~の立場からみると」「~の基準では」という意味だそうです。
なぜかなのか解説してください。
It is easy for you to read this book.
「この本を読むことはきみにとって(きみには)易しいことだ」
This book is easy for you to read.
「きみにとって(きみには)この本は読みやすい」

Answers

✨ Best Answer ✨

以下のサイトをご覧ください。このサイトが『ジーニアス総合英語 第2版』(大修館書店)から引用している通りです。

https://note.com/tnk_knch/n/n9dfd6f0321a3

『ジーニアス総合英語 第2版』(大修館書店)p204
〈for ~ to不定詞〉のfor ~はすべて意味上の主語だと早合点してはいけない。次の文のfor your healthはgoodと結びついて「健康によい」というひとまとまりの意味を表している。ポーズはforの前ではなくtoの前に置く。
●It is good for your health to keep regular hours.
(規則正しい生活をすることは健康によい。)
また,for ~の「~」が人でも,easy,difficult,hardなどの難易を表す形容詞の場合は,for ~は不定詞ではなく形容詞と結びつく。ポーズはtoの前に置く。
●It is easy for you to solve that problem.
(その問題を解くのは君には簡単なことだ。)

for~はeasy(形容詞)と結びつき、to read(不定詞)に結びつかない(ポーズがtoの前で置かれるということはここで意味的に切れているということです)ということは、for~は to readの意味上の主語ではないということです。なので、It is easy for you to read this book. / This book is easy for you to read. はどちらもeasyを使っているので、「あなたがこの本を読むのは易しい」とか「この本はあなたが読むには易しい」のようにfor~を「~が」「~は」訳すのは誤りということです。よって、ヒロさんの受けたテストの解答のとおり「きみには」とか「きみにとって」と訳さないといけません。

カサンドラ

追記
大学受験でもよく出てくるタフ構文というのがあって、My grandpa is difficult to please. なんかがそうですが、これは祖父がもつ性質を説明する文です。誰にとっても気難しいわけだから、My grandpa is difficult for me to please. などと、個別のfor ~(私にとって) などと加えるのは不自然です。ちなみにto pleaseの主語(意味上)はmy grandpaです。

英作文で、彼がこの問題を解くのはとても簡単だ。を英訳すると it is very easy for him to solve this problem .はバツになりますか?バツなら、答えはどうなりますか?

カサンドラ

「~にとって」ではなく「~が」とした場合の扱いですね。仮にこの日本語文に対するこの解答にバツをつけて、それを疑問に思った学生がどこぞの参考書に「彼が...」と訳が載っているのを見せつけてきたら、話がややこしくなりますね。複数の参考書に載っている訳が「~にとって」と「~が」が混在していてバラバラでどう違うのか、モヤモヤが晴れません。要求の高い和訳で違いを厳しくすることがあっても、高校の英作で同レベルの要求は厳しいでしょう。高校の英作では、ニュアンスにかかわらず、文法のミスがなく文として内容が伝達できているかが問われるのだと思います。なので、バツにはならないと思います。
ただ、私なら「彼にとって~」なら「この問題を解く難易度は彼にとってはvery easyなレベルだ」という意味で It is very easy for him to solve this question.、「彼が~」なら「彼にはこの問題をvery easily に解く能力が備わっている」と解釈し、He solves[can solve] this problem very easily. とします。
ちなみに、アメリカ人パートナーによると、単に能力を示したいのであれば It is very easy for him to solve this question. とは100%言わないとのこと、ポーズ(区切り)は、for him to solve と続けずに、ポーズはfor him / to solve と入れるとのことです。ただこの「が」の問題のニュアンスを理解しているかは疑問です。

ヒロ

詳しくありがとうございました。テストの解答の意味がわかりました。

Post A Comment

Answers

日本英語英文学会のサイト内で、次のような説明を見つけました。部分的に専門用語が使われていますが、それを無視しても理解できると思うので読んでみてください。

https://jaell.org/wp-content/uploads/2026/01/e8598be9b9aa23f802275835ef43af02.pdf

この学会の刊行書『今さら聞けない英語学・英語教育学・英米文学』という本の一部のようです。

ののののの

意図していない受け取られ方になるのを防ぐために、
リンクを貼った文章について補足をします。
文につけた番号は、リンク先の文章と数字を合わせました。

この文章では
②This book is easy for children to read.
という文の場合、
(for) childrenが、easyの経験者であるし、それだけでなく、(to) readの動作主でもある
と説明されています。

このうちto readの動作主であることについては、
その根拠を次のように説明しています↓
③This book is easy for children for Mary to read.
この文は非文(文法的な規則から外れた文)である
つまり
for childrenがeasyの経験者を表す働きだけを持っていると考えて、それとは異なるto readの動作主をfor Maryのようにたてる、ということはできない

一方で②の文は、
④ (For children,) this book is easy (for children) to read (for children).
というように、for〜が文中の複数の位置に自由に置けることから、
「統辞的には(中略)for childrenは主文に属する前置詞句であり,埋め込み文の主語ではない」とも言っています。
統辞的 というのは、語順や配列に関するルールにおいて、ということです。埋め込み文 というのは簡単に言うとここでいうto read のこと

普通、for〜がto不定詞の動作主を(単純に?純粋に?)表すとき(それ以外の何者でもないとき)
for〜はto不定詞の前に置かれて、他の場所に置くことはできません。これは学校で説明されているかは別として、よく知られていることです。
で、tough構文におけるfor〜はそうではないのです。文頭に置いたり文末に置いたりすることができる。

ただし、繰り返しになりますが
②の文で、readするのは誰ですか?と問われたらchildrenであることは確かではあります。
だけどもそれは例えば
For children, this book is easy to read.
(このfor 〜はto不定詞の動作主でありませんね)
という文でreadするのは誰かと言えば、childrenであると答えるのと同じことです。つまりto不定詞の直前のfor〜はto不定詞の動作主を表す、という説明ではなくて、単純に文意を汲み取ればそう解釈できるよね、ということです。

こういった背景があって、学校の先生は訳し方について指導をされてると思います。
和訳問題って、問われている文法事項をちゃんとわかってますよ、っていうのが伝わる解答問題が望ましいと思うんで、
今回の場合「〜がVする」型の訳だと、
for〜toV = to不定詞とその動作主を表すfor〜
と読み取ったふうに見えちゃうからだとおもいます。
とはいえ完全にバツとするのもきびしいですね。
授業で説明がきちんとされてたのなら、授業で習ったとおりにやってよって言われちゃったら反論しようがないかもしれないですが

ヒロ

詳しくありがとうございます。

Post A Comment
Were you able to resolve your confusion?