応
用
問
次の文中の傍線部を例にならって文法的に説明せよ。
OROO
1 次の文中の()内の、完了・存続の意の助動詞「たり」「り」を適
切な形に活用させよ。
完了の助動詞「たり」の終止形
(枕草子・一)
まど
(伊勢物語・九)
1 紫だちたる雲のほそくたなびきたる。
道知れ(り)人もなくて、ひ行きけり。
道を知っている人もなくて、 さまよいながら行った。
②伏籠の内にこめたり) つるものを。
伏籠の中に入れていたのに。
紫がかっている雲が細く横になびいているさま(がいい)。
(源氏物語・若紫)
②「この昼、殿おはしましたりつ。」といふを聞く。
殿がいらっしゃった
(蜻蛉日記)
さくさく
さうかい
(源氏物語・若紫)
③ 顔は、いと赤くすりなして立て(り)。
顔は、ひどく赤くなるほどこすって立っている。
ふみづきもち
(4)
まんまん
ぼうぼう
七月十五日の月に出でゐて、せちにもの思へ(り) けしきな
七月十五日の月の夜)に、家の近くに)出てすわり、ひどくもの思いをし
り。
広々として、
(竹取物語)
③ 北には青山峨々として、松吹く風索々たり。南には蒼海
もの寂しい。
そびえ立ち、
漫々として、岸打つ波も茫々たり。
4 おほかた、この所に住みはじめし時は、あからさまと思ひ
青い海が
(平家物語)
茫々と音をたてている。
ている様子である。
たうふう
わかんらうえいしふ
そもそも、
ある者、小野道風の書け(り) 和漢朗詠集とて持ち(たり)け
ある者が、小野道風の書いた『和漢朗詠集』だといって所持していたのを、
るを、
ほんのかりそめにと思っ
いつ
たが
しかも、今すでに五年を経たり。
五年がたってしまった。
(方丈記)
(徒然草・八八)
(6)
ものの心を知れ(り)しより、四十あまりの春秋をおく
よそち
⑤中の庭には、梅の花咲けり。
咲いている。
(土佐日記)
私は、ものの心を知った時から、四十年あまりの歳月を送った間に、
れるあひだに、
うけたま
⑥ ふさこ、承りてまかれり。
(方丈記)
ふさ子は、帝の命令を承って退出した。
(竹取物語)
(7)
雪のおもしろう降りたり)し朝、
雪が麺のある様子に降っていた朝、
あした
(徒然草・三一)
7 このもとの女、悪しと思へるけしきもなくて、(伊勢物語・二三)
不快だと思っている様子
うつくしきもの、瓜にかき(たり)ちごの顔。(枕草子・一四五)
かわいらしいもの、瓜に描いてある赤ちゃんの顔。
⑧ 友とするにわろき者、七つあり。
友達とするのによくない者が、
(徒然草・一一七 )
思へば
うらうらに照れ(り) 春日にひばり上がり心悲しもひとりし
うららかに照っている春の日にひばりが舞い上がり、心は悲しいことだなあ。
一人で物を思っていると。
助動詞たり(完了)・り
(万葉集巻一九)
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