✏25【東京慈恵医科大学】2,3有機

3

462

0

🍇こつぶ🐡

🍇こつぶ🐡

高校全学年

文章理解がかなり要求される問題が多い。
内容を理解し考えて解く必要がある。問題文だけでなく、問いにヒントがあったり、あちこちの内容から類推する忙しさのある問題かと。3を先に解いた方が良いかも。

2 系統分離は、最初間違うと全滅する可能性あり。
四塩化炭素の場合、水層が上になる。
個人的には、かなりややこしい問題と感じた。

3 見慣ない問題だが、説明が2より分かりやすく、2よりはまだ解きやすい感じ。平衡定数の知識と二次方程式の解を使う等、解いたことがないなら難問になるだろう(解いたことがあるなら標準程度)。

コメント

コメントはまだありません。

ノートテキスト

ページ1:

2. 次の文を読み、 以下の問いに答えよ。
【実験1】 分子量1000以下の分子を通過させる膜でつくった袋に, 植物性の多糖 A (注1)の水溶
液およびタンパク質Bの水溶液を入れ、混ぜ合わせて口を閉じた後、 その袋を水中に浸し タン
パク質Bが安定な条件で十分な時間放置した。 放置後, 袋の中に残った溶液の一部を試験管に移
①
して少量のヨウ素溶液を加えても呈色しなかった。 袋の外側の水は分液ろうとに移し, ヘキサン
(密度 0.66g/cm3)を加えて十分に振り混ぜた後,上層 (溶液C) と下層 (溶液D) に分離するまで静
置した。この操作で、袋の外側の水に含まれていた多糖Aに由来する物質は, 溶液 C あるいは溶
液D のいずれか一方のみに存在するものとする。 さらに, 分離した溶液 Cおよび溶液 D の溶媒を
蒸発させ,いずれか一方の溶液から化合物Eを得た。
2
【実験2】 実験1下線部 ① の袋の中に残った溶液, リン酸水溶液, 炭酸水溶液, ミリスチン酸
(C13H27COOH), パルミチン酸(C15H3COOH), リノレン酸(C17H29COOH)の混合物に十分な量の四
塩化炭素(密度 1.59g/cm²)を加え, 十分に振り混ぜた。 凝固した物質を除いた後, 残りの溶液を
分液ろうとに移して静置し, 上層と下層を分離した。 これらの操作で,実験1下線部①の袋の中に
残った溶液に含まれていた物質, リン酸、炭酸、脂肪酸は,それぞれ, 凝固した物質,上層,下層
のいずれか一つのみに存在するものとする。 次に,上層に18mol/Lの硫酸を少量 (0.61mL) 加
え、溶媒が失われないように注意しながら, 気体が発生しなくなるまで長時間加熱して溶液Fを
得た。溶液 F には, 下線部 ③の気体が発生する原因となった物質は存在しないものとする。ま
た,溶液Fに含まれる有機化合物を分析したところ,化合物Gのみが検出された。 最後に,下層
の溶媒を蒸発させ, 混合物 H を得た。
(注1) 多糖 Aはアミロース,アミロペクチン, グリコーゲン, セルロースのいずれかである。
問1 多糖 A を構成する単糖, ヘキサン、 四塩化炭素は, それぞれ極性分子あるいは無極性分子
のどちらの性質をより強くもつか, 解答欄の当てはまる方を丸で囲め。
問2 下線部① について、 以下の問いに答えよ。
(i) タンパク質Bの名前として最も適するものを、以下から一つ選び記号で答えよ。
(a) マルターゼ
(b) ペプシン
(c) セルラーゼ
(d) スクラーゼ
(e) アミラーゼ
(i)(i)の選択肢のように, 生体内で触媒としてはたらくタンパク質を何というか答えよ。
-10-

ページ2:

(i) タンパク質 Bを0.0112g 溶かした水溶液 6.2mLの浸透圧は37℃で 83.1 Paであった。
タンパク質 Bの分子量を答えよ。 ただし, タンパク質 Bは非電解質とする。
問3 溶液 Cおよび溶液 D それぞれの性質として最も適するものを,以下から一つ選び記号で答
えよ。
(a) ヨウ素溶液を加えると濃青色に呈色する
(b) 塩基性にした後, ヨウ素と反応させると黄色物質が生成する
(C) ニンヒドリン溶液を加えて加熱すると赤紫~青紫色になる
(d) アンモニア性硝酸銀溶液を加えて加熱すると銀が生成する
(e) 横から強い光を当てると, 光の進路が明るく輝いて見える
(f) (a)~(e)はいずれも該当しない
問4 溶媒 I (5.20g) に 0.171gの化合物Eを溶解した溶液の凝固点降下度は,溶媒Iにヨウ化セ
シウムを溶解して32.40gとした溶液と同じであった。用いたヨウ化セシウムの質量(g) を有
効数字2桁で答えよ。 ただし, 化合物 Eは分子量342の非電解質であり,ヨウ化セシウム
は,用いた溶媒中で完全に電離するものとする。
問5 下線部②について,この物質は以下のいずれかより生じたものとする。 最も適するものを,
以下から一つ選び記号で答えよ。
(a)多糖 A
(b) タンパク質B
(c) リン酸
(d) 炭酸
(e) ミリスチン酸
(f) パルミチン酸
(g) リノレン酸
問6 溶液Fを中和するために, 3.70gの水酸化カルシウムが必要であった。
(i) 水酸化カルシウムは, 水に炭化カルシウム(CaC2) を加えると生成する。 この反応の化学
反応式を答えよ。
(ii)(i)の反応で生成する気体の燃焼エンタルピーが-1301kJ/mol (燃焼熱+1301kJ/mol),
CO2(気) および H2O (液)の生成エンタルピーがそれぞれ-394kJ/mol, -286kJ/mol (生成熱
+ 394 kJ/mol, + 286kJ/mol) のとき, (i) の反応で生成する気体の生成エンタルピーあるい
は生成熱(kJ/mol) を正負の符号とともに答え、解答の値が生成エンタルピーあるいは生成
熱のいずれを示すか, 解答欄の当てはまる方を丸で囲め。
(i)溶液Fに含まれていた,この中和反応に関係する酸性物質の物質名および物質量(mol) を
答えよ。 該当する物質が二つ以上ある場合、 それぞれについて物質名と物質量 (mol) を解答
し、解答欄の使用しなかった箇所は空欄のままにせよ。
問7 化合物 Gの物質名を答えよ。
-11-
News